11月30日に開催される富士山マラソン。
富士山を臨みながら走れるコースは、河口湖と西湖を巡る一般道です。
その道中は常に標高800メートルを超え、21km過ぎには「1kmで100M」も登る極端な坂もある過酷なレースです。
しかし富士山マラソンが過酷なのは、それだけではありません。
通常のマラソン大会よりも過酷かもしれない、試練が待ち構えているのです。
特に初めて出場される方は、しっかりと把握して臨んでいただきたいです。
昨年僕が出場して大変だったことを振り返りながら、その過酷さをお伝えしていきましょう。
会場までの道のりが過酷すぎる
富士山マラソンが開催される河口湖周辺は、観光地として有名です。
しかし15,000人の大会参加者が大挙して訪れるという事は、それだけで異常事態なのです。
都内からそこに至るまでの交通機関は限られるため、大勢の人が電車、中央線で新宿〜大月、富士急行で大月〜河口湖へと向かいます。
昨年僕は新宿駅の始発便(朝4時半くらい)で出発しましたが、予想を超える混雑ぶりに、想定が甘すぎたと反省したものです。
乗り換えがある大月駅では、壮絶なイス取り合戦が繰り広げられます。
これから始まる50分の小旅行での消耗を防ぐには、席の確保が必要不可欠だからです。
大丈夫、席を確保できなくても、無事列車に乗れたら第一関門クリアです。
超満員の富士急行で、すし詰めになりながら、河口湖駅まで50分間を耐えましょう。
乗り継ぎの富士急行には乗り切れない人もいるほどです。
万が一乗り切れないときは、その分到着が遅れることになります。
その後の道のりも考えるとかなり厳しいので、大月駅がコンディションを大きく左右するといっても過言ではありません。
スタート地点にたどり着くまでが過酷すぎる
ようやく河口湖に到着したら、駅の臨時改札に並んで精算をして、次は着替える場所を探しましょう。
すでに河口湖駅のトイレは長蛇の列ができています。
男性ならその辺で着替える人も多いですし、可能であれば上着を脱げばすぐ走れるくらいに、ウェアを着込んで行くのも良いでしょう。
ともかく、着替えてスタート地点まで一刻も早く向かうことを考えましょう。
スタート地点にたどり着いてもうかうかしていられません。
一刻も早く荷物預かり場所へ行きましょう。
ここの荷物預かり場所が昨年と同じなら、スタート前には長蛇の列ができます。
出口に向かうにつれて狭くなっている謎な構造になっていて、すごく混雑するのです。
▲2015年の参加要項より。どうやら今年も同じ構造になっているようです。危険。
僕は去年、この列で詰まってしまって、スタートの号砲を荷物預かり場所の中で聞くことになりました。(汗)
マラソン大会のスタート前は大抵どこでも混雑していますが、この富士山マラソンの混雑ぶりは尋常ではありません。
無事スタートが切れたら、日頃の練習の成果を存分に発揮して、目標を達成しましょう。
帰りの電車が過酷すぎる
42.195kmお疲れ様でした。
無事完走された方も、そうでない方も精一杯、力を出し切ったのではないでしょうか。
満身創痍の方もいるかもしれません。
しかし、まだ安心はできません。
ここから2時間の電車の旅が始まるからです。
スタートほどの混雑はありませんが、電車の席を確保したいところです。
42.195kmを走った足で2時間、すし詰めの電車に立ちっぱなしは、かなり辛いです。
僕は昨年、足を痛めたせいで27km、3時間半で足切りリタイアしました。
その足で2時間の立ちっぱなしは、これ以上のない拷問でした・・・。
完走できなかった悔しさもあって、肉体的にも精神的にもとてもタフな帰路になったのです。
まとめ
ただでさえフルマラソンは大変なのに、この富士山マラソンの過酷さはすごいです。
しかし、当日始発電車という選択をしなければ、上で紹介したことも随分軽減されます。
前泊して河口湖周辺の観光や温泉を楽しむもよし。
ちなみに僕は当日新宿発の日帰りバス直行便を利用することにしました。
これなら新宿からバスでスタート地点に直行できます。
バスなら100%座れて乗り換えも不要。
帰りもゆっくり疲れを取ることができそうです。
この日帰りバスプラン、どうやらもう締め切りのようなのですが、Webの受付は閉じていないので、もしかするといけるかもしれません。
富士急トラベル(第4回富士山マラソンアクセスツアー 新宿発日帰りバスプラン)
第4回富士山マラソン、参加される方は一緒にがんばりましょう!
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