2012年から毎年参加している、アンサンブル・ピエール・リヴィエールの演奏会。
今回も帰省して参加、4年連続の出演となりました。
アンサンブル・ピエール・リヴィエールは、高松第一高校の元教諭、石川孝司先生の弟子たちが集まるクラリネット集団です。
メンバーは、みんな石川先生にクラリネットの手ほどきを受けた人たちで、プロで活躍する演奏家を中心に、現役の音大生やフリーの演奏家ばかり。
年1回、高松で行われる公演のために、全国各地から弟子たちが帰ってくるのです。
細々と音楽を続けている僕にとって、現役バリバリの人たちの中に入っての演奏は、ほどよい緊張感があって、音楽的な学びがたくさんあります。
今年もたくさんの刺激をもらって、充電して帰ってきました。
音楽性が育まれた原点
少し昔の話をさせてください。
音楽一家に生まれた僕は、幼い頃からクラシック音楽に触れて生きてきました。
しかし、まともに音楽を「学んだ」のは高校に入ってからでした。
高松第一高校音楽科での音楽漬けの生活は、僕にとって音楽的な面での原点なのです。
父はクラリネットが専門ですが、実質的には高校に入って弟子入りした石川先生が初めての「師匠」でした。
石川先生に教わったことは数知れず、僕の音楽性の根底に息づいています。
時は流れて2012年。
演奏活動再開の一番最初のステージが、このアンサンブル・ピエール・リヴィエールの演奏会でした。
7年間離れていた音楽にもう一度向き合ってみようと、音楽活動を再開して望んだ演奏会。
長年のブランクがあってロクに演奏もできなくなっていた僕を、暖かく迎え入れてくれたメンバーのみんなには本当に感謝しています。
親しい仲間と一緒に、懐かしい先生のタクトに合わせて奏でる音楽は格別。
そのときの復帰ステージで浴びたスポットライトは、最高に清々しいものでした。
「あぁ、こんな素敵な居場所があって本当によかった」
そんなふうに思える音楽って、やっぱりとても素晴らしいものなんだと再確認した瞬間でした。
また来年、高松で会いましょう!
それからもう3年の月日が経ち、4回目のコンサートになりました。
毎年開催されるようになったピエール・リヴィエールのコンサートが、夏の一大イベントになりました。
僕は今でも、音楽経験の少なさゆえの力不足を感じながら参加しています。
それでも周りの演奏家と並んで演奏しても恥ずかしくないように、緊張感を持って取り組んでいます。
僕にとってそれだけ学びが多く、成長できる場所だということです。
また来年、地元の高松で、先生と仲間たちと一緒に演奏ができるのが楽しみです。
そして、もっと成長した姿を見てもらえるように、また1年がんばって帰ってこようと思います。
来年も8月の終わり頃の開催を予定しています!
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