前の記事でご紹介した、USB電圧・電流チェッカー。
USB充電の際に利用する充電器やケーブルによってUSB充電スピードが変わるというので、実際に組み合わせを変えてみて測ってみました。
基本的に電圧は5Vで一定なので、変化するのは電流(A)です。
電流の大きさが大きいほど、充電スピードが速いということになります。
それではいってみましょう!
iPhone編
毎日使って毎日充電するiPhone。
少しでも早く充電できる組み合わせを知っておくことは、決してムダにはなりません。
1.Apple純正ケーブル+iPhone USBアダプター
まずはiPhoneの純正の充電器とケーブルの組み合わせ。
iPhoneの充電器は1A出力なので、そこに引きずられて0.94Aという結果でした。
2.Apple純正ケーブル+iPad USBアダプター
iPhoneは1.4Aまでの入力に対応していると言われていますが、純正のUSBアダプターは1.0Aの出力までしか出せません。
ボトルネックになっていると思われる、USBアダプターを、より出力の大きいiPadのものに交換してみました。
やはり出力が大きく、1.14Aまで上昇しました。
3.社外ケーブル+iPad USBアダプター
iPhoneは1.4Aまでの入力に対応していると言われているので、もう少し電流を強く出来ないかということで、ケーブルを変えてみることにしました。
使ったのは、このブログでも紹介したことのある、オウルテック製の「ストロングケーブル」。
タフで切れにくいので、いつもバッグの中に忍ばせて活躍しています。

これを使うと、純正ケーブルよりも0.1A高いという結果になりました。
ケーブルによっても若干差がでるということがわかりましたね。
改めてケーブルの仕様を確認すると、2.4A出力に対応したケーブルでした。
まだまだ余力がありそうです。
iPad編
ではより充電時の入力が大きいiPadはどうでしょうか。
iPadはバッテリーの容量も大きいので、充電スピードは速いほうが便利です。
1.Apple純正ケーブル+iPad USBアダプター
まずはAppleの純正ケーブルとiPadについてくるUSBアダプターの組み合わせ。
iPadのアダプターは2.1A出力と書いてあるので、それに近い数値が出るはずです。
実際に計測してみると、1.94Aという数値がでました。
純正でも、iPhoneの約2倍のスピードで充電ができているのですね。
2.Apple純正ケーブル+iPhone USBアダプター
では出力を落としてみると、本当に電流(A)が小さくなるのか試してみました。
iPhoneの純正の組み合わせで、iPadを充電してみます。
結果はやはり、iPhoneの時と同じ0.94Aでした。
iPadをパソコンに接続をした時のように「充電していません」とはならないようです。
3.Apple純正ケーブル+USBチャージャー
僕がいつも使っている、6ポートUSBチャージャーに挿してみました。
2.4A出力に対応していて、6ポート合計で12.0Aまで対応している頼もしいやつです。
結果は微増の、2.12A。
iPadの充電器よりも出力は大きいのですが、どこかにボトルネックがあるようです。
となると、純正ケーブルか?と推測ができますよね。
4.社外ケーブル+USBチャージャー
ケーブルをオウルテック製の「ストロングケーブル」に変えてみました。
なんと2.37Aまで上昇しました!
さすが2.4A出力に対応したケーブルですね。
USBチャージャーもケーブルも2.4A出力のものなので、ほぼ最大値が出ていることになります。
純正よりも早く充電したい場合は、これらの機器を使うとよさそうです。
5.社外ケーブル+モバイルバッテリー
試しに、2.4A出力対応のモバイルバッテリーを試してみました。
無事に2.38Aを計測、モバイルバッテリーでも問題なく高速充電ができるようです。
外出時はこの組み合わせで決まりですね!
まとめ
USBアダプター(充電器)やケーブルにはそれぞれ最大電流容量が決まっています。
利用する組み合わせによっては、充電スピードが明確に変わるということがわかりました。
純正は少し抑えめのものが付属しているので、少しでも早く充電したい場合は、社外品を選択する必要があります。
社外品も、2.4Aなどの高出力に対応を謳っている商品を購入したほうがよさそうです。
たとえ10~20%ほどの違いでも、急いでいる時の充電スピードは少しでも速いほうがいいですよね。
今回利用したストロングライトニングケーブルと、USBチャージャーはどちらも2.4A出力に対応したものです。
どちらも使い勝手がいいので、オススメです!
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