クラシックの演奏会(以外にあまり行ったことないんですが)に行くと、いつももらってくるアレ、みなさんはどうしていますか?
アレというのは入り口でまとめて渡されたり、プログラムに挟まれて一緒に渡される、たくさんの演奏会のチラシです。
■演奏会のチラシ
コンサートというのは、ほとんどの場合、広告用に紙のチラシを作ります。
その様式は写真入りの両面フルカラーから、片面1色刷りまで様々です。
規模の大きなコンサートになると、冊子状になっているものまであります。
このチラシという宣伝は、「演奏会を聴きに来た人=クラシックの演奏会に興味のある人」に直接にコンサートの案内を届けるには、かなり有効な手段ですよね。
演奏会をやるたびに、どこからともなく様々な演奏会のチラシが集まってきて、プログラムに挟み込みという作業をして、来場者に配られることになります。
お客様に配られたチラシは、演奏会が始まるまでの間、プログラムと一緒に眺めている人が結構多いです。
目にとまるようなチラシがあれば、「これ行ってみようかな」と思う方もそれなりにいるのではないでしょうか。
「紙チラシの挟み込み」は、来てくれる可能性がそれなりに高い人に、演奏会の情報を直接情報を届けることができるので、現在でも頻繁に行われている重要な宣伝方法の一つです。
■演奏会のチラシは大切な資料です
僕も演奏会によく行きますが、このチラシ、かなりかさばります。
最初からもらわなかったり、家に帰って捨ててしまう人もいると思います。
でも、あなたが音楽に関わる人なら、ちょっと待って下さい。
このチラシという宣伝ツールは、演奏会を開催する人が、1人でも多くのお客様に来てもらうために、練りに練った結果の姿なのです。
これをムダにするのはもったいないですよね。
キャスティングは?どんなお客様に来て欲しいのか?値段設定は?デザインは?どのくらいお金をかけているのか?
演奏会に聴きに行く人のためのチラシですが、みんなのアイデアが詰まったこの宣伝媒体は、演奏する側、企画する側にとっても学べることがとても多いのです。
しかも無料。
■かさばるのでスキャンして管理するのがオススメ
チラシは紙媒体なので「かさばる」という難点があります。
僕はこれを全部スキャンしてPCで保管するということをしています。
僕の場合は、プログラムも一緒にスキャンしてしまいます。
物は残りませんが、資料としては十分に利用できるというわけです。
僕は裁断機とスキャナーという強力なツールを持っているので、これを活用しています。
分厚い本でもぶった斬れる裁断機なので、そのへんのプログラムならさくさく切れます。
(ホチキス止しているのは、事前に外します。)
裁断機やスキャナーなどがなくても、スマホのカメラで簡易スキャンができるアプリがあるので、そういったものを活用するのもよいでしょう。
■どんなものからでも学びを得ることができる
僕もこんな風にチラシを見るようになったのは、自分で演奏の企画に携わるようになってからです。
改めて見ると、お客様の対象が明確だったり、色々な素材やデザインで奇をてらったものもあったり、それぞれ個性があって面白いです。
「このチラシなんかいいな」というものをピックアップして、分析してみるのも面白そうですね。
実際にコンサートに行ってみると、さらにプログラムなどを通じて学ぶことも多いと思います。
ただの宣伝チラシと思わず、手にとってまじまじと見てみると、意外と気づきがあって面白いものですよ。
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