世界で活躍するピアニスト「アリス=紗良・オット」のリサイタルに行ってきました!
昨日の記事にも書きましたが、有名アーティストの来日公演は、郊外のホールでのリサイタルがオススメなのです。

そんなわけで、お気に入りのピアニストのリサイタルを楽しんできたというお話。
会場は所沢市民文化センターミューズでした
日独ハーフのピアニストで、昨年日本のテレビにも出演して話題になった「アリス=紗良・オット」。
昨年6月にもリサイタルへ行きましたが、また彼女の演奏が聴けるということでとても楽しみにしていました。
今回の会場は、埼玉県所沢市にあり「所沢市民文化センターミューズ」です。
わたしも何度か足を運んだことのあるホールですが、とても美しくて響きもよいコンサートホールです。
しかし約2,000人ほど客席がある大ホールは少し大きいかな・・・?とも。
昨年の川口市で行われたリサイタルは600席の小ホールでしたが、ピアノのソロリサイタルならそのくらいの大きさがちょうどいいと思います。
アリスさんの人気があるから、という思惑があったのかもしれません。
前回の600席は発売開始直後にほぼ瞬殺で売れてしまったほどでしたからね。
今回はS席3,500円という破格の値段で、顔もよく見える位置をゲットできました。
客席の方は1階席はほぼ埋まっているものの、残念ながら2,3階席は空席がちらほら。
当日券も出ていたので、完売ではなかったようです。もったいない。
リサイタルの所感など
実は今回のリサイタル、昨年とまったく同じプログラムでした。
リサイタルのプログラムは特に事前にチェックしていなかったのですが(汗)、
「あれ、これ去年も聴いたんじゃね?」
と思いながら聴いていました。
大丈夫。
同じプログラムだとしても、生演奏なので価値が下がることはないのです。( ー`дー´)キリッ
さて、肝心な演奏のほうですが、期待通りの巧さで、素晴らしい演奏でした。
バッハ/ブゾーニの『シャコンヌ』と、彼女得意のリスト『ラ・カンパネラ』が特に素晴らしかったです。
技術的に特に優れていると言われる彼女ですが、表現の幅も広く、今年はp(ピアノ、弱音)の表現が美しく感じました。
華奢な体のどこから来るのだろうというパワフルな一面もあり、毎度のことながらその完璧なパフォーマンスに感心してしまいます。
リサイタル、サイン会、そして次のリサイタルへ
そして、終演後は恒例のサイン会が開催されました。
アリスさんは男性ファンが多いのは見ての通りですが、女性や子どももたくさんいます。
老若男女問わず、幅広い層から支持されているのは、とても好ましいことですね。
2時間のソロリサイタルを終えた後、数百人のサイン会に応じるという凄まじいパフォーマンス。
一人ひとりに笑顔で対応するというのは、とても大変なことだろうなと感心してしまいます。
来日公演のリサイタルは、2週間ほどの間に11公演あります。
世界で活躍するピアニストとはいえ、このスケジュールをこなすのはかなり大変に違いありません。
そうやってここまで来たからこそ、彼女は
ピアニスト『Alice Sara Otto』
であり続けるのだと思います。
その素晴らしいパフォーマンスと、可愛らしい笑顔で、日本中の人々に、夢と感動を与えて欲しいなと思います。
超一流の人の活躍を間近で見ると、その素晴らしさに感動しますが、同時に、
「自分ももっと何かができる、がんばらなければ」
と勇気づけられます!
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