あなたがクラシックが好きで、お気に入りの海外アーティストがいるとします。
その人が来日してコンサートをするという情報が入ってきました。
都内の有名ホールで「○○オーケストラと共演!」という文字が踊る、美しいデザインのチラシが目に付きます。
しかし、そのコンサートは平均10,000円クラスのなかなか高額な入場料。
さらに、お気に入りのアーティストが登場するのは、そのコンサートの中でも協奏曲1曲のみです。
そしてあなたはこう思うでしょう。
「ちょっと高いなぁ・・・」
■お気に入りのアーティストがいるなら、郊外ホールでのリサイタルがオススメ!
そんな時は、同じ来日期間で、少し郊外のホールでコンサートが行われていないか探してみてください。
東京の西の方や埼玉の小さめのホールなどで、リサイタルを行っていませんか?
リサイタルなら、その人の演奏が公演時間いっぱい聴けます。
それに郊外のホールでの公演なら、入場料も比較的安いことが多く、数千円程度で手に入るはずです。
アーティストを日本に招聘する場合、音楽事務所は複数の公演や仕事を入れることが普通です。
ピアニストやヴァイオリニストなら、来日公演の中心になりやすいのは都内有名ホールでのオーケストラと共演です。
協奏曲はソリストだけでなく、50人ほどいるオーケストラ、そして指揮者にもギャラが発生します。
もちろん、裏で動くスタッフも大勢います。
都内の大きなホールは借り賃が高額で、それだけ規模大きいとプロモーションも大々的にする必要があって宣伝費用もかさみ、結果として末端のチケットが高額になってしまうのです。
とにかく「オーケストラ」はお金がかかるのです。(オペラはもっとすごいです。)
一方のリサイタルは共演者が数人のことが多いので、人件費がかなり圧縮されます。
編成が小さくなればホールも小さくなります。
客数は減りますが、人件費の圧縮率がとても大きく影響するので、結果としてチケットの料金は半分程度になることが多いのです。
■リサイタルは演者と距離が近いのでオススメ!
また、リサイタル公演は多くの場合、終演後にサイン会が開かれます。
会場でのCD購入特典になっていることが多いですが、アーティストと直接交流ができる貴重な機会なので、せっかくなのでぜひ参加してみてください。
小さめのホールで、ソリストの顔が見えるような位置で演奏を楽しみ、直接サインを貰って言葉を交わすと、もっとファンになること間違いなしです。
オーケストラの壮大な演奏会もいいですが、アーティストの魅力を最大限に楽しむには郊外ホールでのリサイタルがオススメですよ!
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