ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2015の熱が冷めやらぬまま、ゴールデンウィーク期間も終了してしまいました。
今日は、来年もラ・フォル・ジュルネを楽しむために、そして来年初めて来るであろう人たちのために、無料公演を中心にご紹介をしたいと思います。
「広くクラシックを知ってもらうこと」が目的のラ・フォル・ジュルネでは、無料で聴くことのできる公演もたくさん行われています。
無料公演の出演者は学生やアマチュアがメインですが、有料公演の出演者やプロも登場することもあって、演奏の質は様々。
行くときは事前にリサーチしておくことをオススメします。
会場になるのはメイン会場の国際フォーラム内の他に、東京駅周辺で行われます。
興味のある人は会場に行って、無料公演と屋台村だけでも十分に楽しめると思います。
ラ・フォル・ジュルネエリア
国際フォーラムの地上広場にはキオスク型のステージがあって、有料公演の合間などに屋台村で軽食やお酒を楽しみながら鑑賞できるようになっています。無料公演が行われるステージとしては、メインステージの位置づけですね。
▲広場の大型スクリーンには、今年の1月に行われた本家フランスのラ・フォル・ジュルネの映像が映し出されていて、これをずっと見ている人もたくさんいました。
▲こちらは有料公演のチケットもしくは半券がなければ入れない「展示エリア」。ここには大型のステージがあって、いつも大盛況。
▲写真は有料公演にも登場したパフォーマンス集団の「SPARK」で、楽しい音楽で観客を楽しませていました。
▲展示エリアには楽器の体験コーナーがあって、子どもたちがこぞって楽器を触っていました。ここから偉大な音楽家への一歩が踏み出されると思うと、わくわくしますね。
▲楽器店のブースにはリペアや楽器製作の体験まであって、音楽に直接触れてもらうことに対してかなり力を入れている様子でした。
丸の内・東京駅エリア
丸の内エリアでは、オアゾや丸ビルなどの商業スペースの一角でステージを作っていて、グランドピアノを設置するなど本格的なコンサートをやっていました。
▲写真のようにピアノ・トリオなども楽しめて、道行く人も足を留めていました。
▲演奏は聴いていませんが、KITTE中央の吹き抜けにもステージがありました。ここはなかなかよさそうですね。
東京駅の地下でも数カ所、無料公演が行われていました。
▲東京駅構内の場合はスペースの都合上、椅子がないので立ち見になってしまうことに加えて、駅だけに通りすがりの人が立ち止まって聴くケースはあまりないのか、丸の内エリアと比較するとお客さんが少ない印象でした。
構内放送も比較的頻繁に流れるので、演奏条件はかなり厳しそうでちょっと残念でした。
無料公演でも十分に楽しめるラ・フォル・ジュルネ
これまでご紹介したように、無料公演だけでも1日に数十公演開催されていて、それを追っかけているだけでも十分に音楽祭を楽しむことができると思います。
「もっと演奏が聴きたい!」と思ったのなら、チケットセンターへ行けば当日券も入手することができます。
音楽祭の楽しみ方は、ひとそれぞれ。来年はぜひ、会場へ足を運んでみてくださいね!