全部聴けなくて残念!ハーツ・ウインズ第8回定期演奏会を聴いてきました!

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昨日の記事で出てきた府中の森芸術劇場に行ったのは、ハーツ・ウインズの定期演奏会を聴きに行くためでした。

残念ながら色々手違いでこんなことになってしまい

IMG_1258.JPGあまり乗らない路線に乗るときは行き先とか色々確認しないとダメ

会場への到着が30分ほど遅れてしまって、前半がほとんど聴けませんでした。(泣)

 

■ハーツ・ウインズとは

ハーツ・ウインズは、元東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団チューバ奏者で国立音楽大学講師の、大澤健一先生が音楽監督を務める吹奏楽団。

団員は国音の卒業生を中心に、プロオーケストラ奏者や音楽大学講師などのプロフェッショナルな演奏者で構成されています。

少数精鋭で構成されたウインドアンサンブルの繊細な響きが特徴で、定期演奏会もアカデミックなものや挑戦的なプログラムであることが多いです。

 

このハーツ・ウインズ、大澤先生には学生の頃お世話になっていたし、団員には顔見知りが多く、わたしにとってはとても親近感のある吹奏楽団。

会場の府中の森芸術劇場は、学生の頃頻繁に利用していた馴染みのあるホールなので、毎回演奏会を楽しみにしているのです。

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■ハーツ・ウインズ第8回定期演奏会 プログラム

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デュカス/バレエ音楽『ラ・ペリ』より

フランセ/9つの性格的な小品

ラヴェル/組曲『クープランの墓』より

チャンス/朝鮮民謡の主題による変奏曲

ウイリアムズ/パストラーレ

パーシケッティ/仮面舞踏会

 

指揮: 大澤 健一

演奏: ハーツ・ウインズ

 

■演奏会の感想など

会場はよく埋まっていて、大学生や高校生などの学生が大半を占めていました。

演奏者が若い演奏家を中心としていて、自分の生徒への手売りが中心になってしまうのが原因でしょう。

聴き手としては、学生の頃からよい演奏をたくさん聴くことは、音楽性を高めるのに必要なことなのでとてもよいことだと思います。

(ただし、売り手としては収益性が下がってしまう、という側面があることを忘れてはいけません・・・)

 

前述のとおり、前半は『クープラン』のラストしか聴けず。ラヴェルはとても好きな作曲家なので聴きたかったのですが、残念でした。

『朝鮮民謡』は、わたしは演奏したことはありませんが、吹奏楽コンクールなどでもよく演奏される曲。耳馴染みも良い曲なので、懐かしさを覚えながら楽しめました。

『パストラーレ』は、コラールのような穏やかな曲。とても繊細な曲で、ハーモニーが揃った時は非常に素晴らしい響きでした。一方で音の出だしやハーモニーのコントロールがとても難しそうで、やや集中力に乱れがあったことも。それだけシビアな曲、ということで印象に残りました。

『仮面舞踏会』を作曲したパーシケッティは、第5回聴いた『セレナーデ』がとても美しく印象的だったので、気に入っています。今回の曲は複雑な変奏曲で、曲の印象も不安定な響きと妖しいメロディという印象が強く、聴き応えがありました。

全体的には繊細なハーモニーづくりの良さが伝わってくるものの、もう少し完成度があげられるのではと(メンバーを知っているだけに)思ってしまいました。

演奏会のコンセプトや企画もしっかりとしていて、精力的に活動を続けるハーツ・ウインズだけに、さらなる向上と発展を期待したいです。

 

次回の演奏会は、「日本吹奏楽の父」とも呼ばれる秋山紀夫さんを指揮者にお迎えするとのこと。

9月5日の第9回定期演奏会も、楽しみです!

 

ハーツ・ウインズ

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