僕は普段家にいるときは、たいていパソコンの前に座っていて、パソコンで音楽を流しています。
最近、友人からスピーカーを譲ってもらったので、若干ながら音質向上のために手を加えてみることにしました。
たった一枚の布で絶大な効果があったので、ご紹介したいと思います。
「残響」をコントロールする
オーディオチューニングは様々な手法があります。
友人からも色々と音質向上のポイントを教えてもらったのですが、その手始めとして
「スピーカーの後ろで吸音する」
を試してみました。
スピーカーはコーンの向いている方向だけでなく、360度すべての方向に音が出ます。
当然、スピーカー後方の壁があれば音が反射してしまいます。
すると、スピーカーそのものから出ている音のすぐ後から、
壁に反射した音
が聞こえてしまって音の輪郭が悪くなってしまいます。
普通の部屋では、
- 壁のすぐ近くにスピーカーを置くことが多いこと
- 壁は壁紙が貼られていて、固い面が露出していること
から、とても音の反射が多い構造になっています。
そこで、このスピーカー後方の反射を防ぐために
スピーカーの後方の壁面に布をかける
という対策をしていきます。
布はどんなものがいいの?
「部屋にかける布」と言えば「カーテン」を想像すると思います。
もちろんカーテンでもいいのですが、薄い布1枚でも同じ効果があるとのことです。
僕はコスト優先で、壁に布をかけてみることにしました。
服などをかける備え付けのフックがあるので、それに大きい布をクリップ留めしてみました。(クリップ留めは仮の予定ですが・・・)
布はユザワヤで綿100%のもの(150cm巾×2m、3000円弱)を買ってきました。
色柄にこだわらなければ、もっと安いものもあるようです。
布一枚の効果は絶大!
布の効果はてきめんでした!
音がとてもクリアになって、スピーカーの存在がいい意味で薄くなると同時に音場の奥行き感が増して、すごく心地良い音質になりました。
これは想像していた以上の効果で、すごい。
布と壁の間に空気の層もできるので、隣部屋との防音効果も追加されて一石二鳥です。
僕は壁を覆うようなサイズの布を用意しましたが、これほど大きくなくても同じような効果が得られるようです。
(部屋やオーディオ環境によって差があります。)
カーテンでも同じ効果があるので、カーテンの前にスピーカーを並べてお試ししてもOKです。
手芸屋さんなどに行けば豊富な色や素材、デザインなどから選ぶことも可能ですから、インテリア的にも色々な選択肢があってよいですね。
たった布1枚で十分な効果が得られるのは驚きでした。
残響対策をされていない方は、ワンランク上の音質を目指す第一歩として、試してみてはいかがでしょうか?
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