みなさんは、自分の興味のある業界やジャンルについて、どんな風に情報収集をしていますか?
わたしが例えば演奏会や業界のトレンドなどの情報を知りたいと思ったら、普段は音楽の仕事を中心としていないので、自発的に集める必要があります。
今どんなイベントが盛り上がっているのか、誰が人気があってどんなことが話題になっているのか。
そんな情報を追っかけるだけでも、とても楽しいですね。
今日はわたしが普段行っている「クラシック音楽」の情報収集についてご紹介したいと思います。
■Webサイトや音楽雑誌
情報収集方法として一番スタンダードなのは、雑誌やWebなどのメディアを活用することです。
クラシック音楽の情報といえば、「音楽の友」や「モーストリークラシック」などの専門誌が有名です。これらは主に鑑賞者向けの情報誌で、コンサート情報の他にCDのリリース情報やウンチク、新人発掘の記事などが並びます。コンサート情報なら、フリーペーパーやWebサイトで展開している「ぶらあぼ」なども有名ですね。そのほか、コンサートチケット情報を中心とした「カンフェティ」「ぴあ」なども活用できます。お気に入りのアーティストなどの情報をメールマガジンなどで配信してもらうこともできます。
一大市場を築いている吹奏楽に限っていえば、「バンドジャーナル」などの専門誌もあり、「ザ・クラリネット」や「ザ・フルート」などの楽器専門誌もあります。これらは主にアマチュアプレイヤー向けの情報誌で、コンクール情報や楽器のメンテナンス方法などが掲載され、みんなが憧れるスタープレイヤーが連載を持ったりしています。
わたしは主に「観賞」や「企画」視点で情報収集をしているので、コンサート情報系のソースが多いですね。自分の気になるジャンルを定期的にチェックすることで、今どんなものが流行っているのかを広く知ることができます。
雑誌では「モーストリー・クラシック」を定期購読しています。雑誌の作りが凝っていて、読み物としても楽しめますよ。
■チラシやプログラム
演奏会やホールに行くとプログラムと共に、たくさんのチラシを貰うことができます。
これは良い情報収集源になります。プログラムもチラシも、ある程度お金をかけて作っているものですから、どんな団体が、どのくらい予算をかけて、誰が出て、どんなデザインで・・・など、学ぶべき情報が沢山詰まっています。良いデザインがあれば、次回のコンサートの参考に・・・というのもありかもしれません。そんな視点で見ると、プログラムにたくさん挟まってくる大量のチラシも、ちょっといいものに見えてきますよね。チラシやプログラムはたくさんあると大変なので、スキャンしちゃうのがオススメです。
もちろん、演奏そのものや当日の運営なども貴重な情報源。目を皿のようにして見回しましょう。
■音楽家のブログやFacebookなどのSNS
著名な方であれば情報発信元として公式サイトを持っていることが大半ですし、ブログやSNSなどを活用されている方もいらっしゃいます。SNSのフォローはもちろん、ブログを購読する場合は「RSS」や「Feedly」などの仕組みを活用して情報収集を楽に行えるようにするのがオススメです。
もし音楽家の方が読んでくださっていて、ブログやWebサイトをお持ちでない場合は、ぜひ挑戦してみていただきたいと思います。
わたしはブログを書いて世界が変わりました。「ブログ」という情報発信のススメ
■業界関係者に聞く
じつはこれが一番有用だったりします。クラシック音楽業界は狭い世界なので、第一線で活躍している人に話を聞くと、業界の動向や面白い話題がたくさん聞けます。メディアなどには出ていない、コアな情報が聞けるのも大きな特徴ですね。
わたしも、色々な演奏家と話ができるように、様々な場所に出かけています。自分の活動のアピールも出来て一石二鳥です。笑
結局は足で稼ぐのが一番情報密度が高くなることを、しみじみと実感することも多いです。
■まとめ
これだけたくさんの情報源があるので、全てをフォローするのは大変です。わたしは雑誌だと結構読み飛ばしてますし、SNSも気になることだけ見たりします。その分日常的に、ごく自然にインプットを継続できることが大切だと思っています。
コンサートに出かけて行ったり、人に会ったりと行動することも大切な情報収集手段だということを意識するとよいと思います。
どんな情報が必要かをイメージして、自分にあった、情報収集方法を考えていきましょう!
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