毎月恒例の学びの時間。
2015年1月の勝間塾月例会に参加してきました。
今月のテーマは「心理学」、ゲスト講師の和田秀樹先生は精神科医、塾経営者、そして著作600冊以上を執筆されている、すごい先生でした。
先生のお話パートは「対人関係をよくする心理学」ということで講演いただいたのですが、1時間半があっという間に感じられるほど、お話に引き込まれてしまいました。
コミュニケーションのコツを学んできたので、少しトピックをご紹介したいと思います。
■脳科学と心理学の違い
脳科学と心理学はよく似ているけど、脳をハードとソフトに分けて考えると、
「ハードを研究するのが脳科学」
「ソフトを研究するのが心理学」
と言われて、IT系のわたしは「なるほど~~~~」と腑に落ちました。
わたしはうつ病になって診療内科に通ったことがありますが、薬(ハード面からアプローチ)ではまったく効果がありませんでした。
その後ソフト側の問題に気づいたことで、闇から抜け出すことができたので、実感として納得できる例えでした。
■対人関係をよくする心理学
400万部以上売れた大ベストセラーの『バカの壁』。
自分と相手の間には「バカの壁」があって、自分の言いたいことと相手の受け止めることは違うもの。
「話せばわかる」という言葉は間違いなのです。
「バカの壁」を越えるために具体的に表現したり、フレームワークを使ったり、別の表現を使うなどのコミュニケーション力を使うことで、より自分の言いたいことに近づけることができるということです。
人間は「心理ニーズ」を満たされると満足する生きもの。
例)お金(物理)があっても心(心理)が満たされないなど
心理ニーズは、たとえ満たされなくても、そのニーズをわかってあげると人は喜びます。
その人が「心理ニーズ」=「何を求めているのか」は、相手の立場にならないとわかりません。
相手の立場になる=共感することが大切です。
バカの壁の対極の考え方として、「甘え」があります。
『甘えの構造』という本で定義されている「甘え理論」は、人を信じて伝え続ければきっと伝わるという考えです。
ここで大切なのは、「人は信じて、情報は疑え」ということ。
情報は、玉石混交であり、捻じ曲げられた情報もあります。
様々な可能性があることを知っておくことが大切です。
~学んだこと~
人は千差万別でいろいろな人がいて、その時々で心理状態も変化するものです。
まずはいろいろな可能性がある、いつも同じパターンでは通用しないこともあるということを知ること。
そのうえで、相手の求めていることや、どうすれば相手に伝わるか?を考えることが大切。
人の心の動きを知ることが、コミュニケーション能力向上に繋がるということを学びました。
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