家で楽器練習をしたいので、防音室を検討しています。
ヤマハ銀座店さんで実際に防音室を見てきたので、レポートをお届けしています!
シリーズはこちらです。
その1「防音室の選び方」|Notes of Life
その3「防音室にかかる費用」|Notes of Life
ヤマハの防音室は性能がいい!
ヤマハの防音室は性能が良いので、学校や研究機関からの引き合いも多いそうです。
通常の建物に防音室を置こうとすると、ネックになるのは「重量」です。
その点でヤマハは「軽くて性能の高い防音室」を作れることが、選ばれている理由なんだそうです。
前回の投稿では、防音室の性能と選び方をご紹介しましたが、
今回は長時間利用するなら気になるポイントとして快適性に関する以下のポイントを聞いてきました。
- 防音室の換気と冷房
- 防音室内への配線
防音室は密閉空間なので、快適性ってかなり大切なんですよね。
防音室の換気と冷房
密閉度が非常に高い防音室で、まず問題になってくるのが温度です。
自分自身や、室内の物が発する熱によって、徐々に室温が上がっていきます。
アビテックスはエアコン付きモデルもありますが、エアコンは部屋の外までホースを出さなければならないので、いろいろと制約が出ちゃうんですよね。
たとえば、
部屋にすでにエアコンがついている場合、エアコンスリーブが2台分通せる大きさでなければ取付けが出来ません。
1台しか取付けできない場合は、防音室か居室どちらかを選ぶ必要があります。
また、僕の部屋のように(下の写真)備え付けのエアコンが、ホースの見えない「埋め込み式」でついている場合は、ほぼ絶望的だそうです。(泣)
換気扇から防音室内に冷気を吸い込もうとしても、換気扇の構造の問題で冷風は入ってこないそうです。
換気扇にも防音性能を持たせるために、熱交換型という方式を採用していて、この方式では外気は取り込めても温度までは入ってこないらしいです。
ということは、
冷えた外気を導入するには、ドアを解放して換気をするしかないということです。
気休めに冷風扇をつけようとも思ったのですが、湿度が上がりすぎてかえって体感温度が上がってしまったりするようで、密室には向かないようです。
エアコンなしモデルを選ぶ場合は、温度上昇対策は何かしら考えたほうがよさそうですね。
う~ん、長時間利用前提だと、温度問題が一番の課題になりそうです。
防音室への配線について
僕は防音室内にデスクとPCを入れるつもりなんですが、気になったのがインターネット回線です。
電源は室内に標準で引き込まれていますが、LANケーブルを通すのは少し難しいそうです。
ただし、アビテックスは材質が木なので、電波を通します。
多少壁で減衰してしまいますが、無線LANで我慢するしかなさそうです。
もちろん、携帯電話の電波も問題なく入ります。
パソコンやスマートフォンは、防音室内でも問題なく使えそうですね。
(性能の高いパソコンは排熱量が大きいので注意!)
性能と快適性のバランスはなかなか難しい
そういえば、防音室にこもっていると、来客が来てもわからなかったりしますよね。
本気で導入を考えてみると、色々と課題が出てくるものですね。
部屋のスペースが限られているので、机やPCなども含めた防音室にしようと思っていましたが、長時間の利用はなかなか厳しそうに思えてきました。
楽器練習用に特化して、小さいボックスを借りるのも、選択肢としてはアリかなぁと。
焦らずじっくりと考えていきたいと思います!
まさかの3回シリーズになってしまいました。
次回は、防音室のレンタルなどについて書きたいと思います!
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