今年はかつてないほど多くのクラシックの演奏会を聴きに行った年になりました。
年間23公演、多い時は月に4本を聴きました。(着席してのコンサート)
これまで、こんなにたくさんの演奏会にいったことはありませんでした。
上京して、音楽に関わっていきたいと思ったら、自然と足を運ぶようになったのです。
初めてオケの定期会員にもなりましたし、先輩後輩の縁で誘ってもらったり、師匠の演奏会に行ったり・・・。
こうして思い返してみると、どれも素晴らしい演奏会で、音楽をめいっぱい楽しむことが出来た1年にできて幸せだったなぁとしみじみ。
今日はその中でも、特によかったもの印象に残ったベスト3をご紹介します。
第3位 「アリス=紗良・オット、ピアノリサイタル」

日本でもテレビ出演して人気が急上昇したアリス。
愛想が良くてカワイイだけじゃないんです。
演奏も素晴らしく、リストのような超絶技巧曲をさらりと弾きこなしつつも、表情豊かな音色を聴かせてくれました。
日本人としては、日本語も話せるところもファンになってしまう要因の1つでしょう。
「ピアニスト、アリス=紗良・オット」としての完成度がものすごく高くて関心しました。
直接サインをもらったCD、大切にします・・・!
やはり世界はすごい!
第2位 「ジャック・ランスロ国際クラリネットコンクール入賞者披露コンサート」

2年ごとにフランス・日本で開催される、クラリネットの国際コンクール。
その第2回目が8月に行われて、その入賞者披露コンサートに行って来ました。
予備審査を通過した100名を越える世界中のクラリネット吹きが凌ぎを削ったコンクール。
その激戦を勝ち抜いた入賞者ですから、やはりみなさん素晴らしかった。
大学の1つ上の先輩、田中香織さんも2位入賞されて本当に嬉しかったです。
受賞者演奏会はコンクールで使われる曲ですから、技巧的な曲のオンパレードで、しかも長時間で疲れましたが、これでもかというほど世界の凄さを堪能した演奏会でした。
やはり世界はすごい!!
第1位 「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2014」




ラ・フォル・ジュルネが開催されるのは、ゴールデンウィーク中。
昼間からビール片手にクラシック音楽を楽しむ贅沢たるや!(ホール内は飲食禁止です)
演奏のクオリティもさることながら、1公演1時間2~3000円と聴きやすい構成、屋台村やイベントなども含めて、「音楽祭」全体としてとても完成度が高い。
聴きに来た人が音楽を、空間を、イベントを楽しむという工夫がいたるところにあって、レポートしながらも楽しかったです。
また来年も来たいな、と思わせるものがありました。
その成功ぶりは、日本各地にラ・フォル・ジュルネが広がっていることからもわかります。

ラ・フォル・ジュルネの演奏会で一番印象に残っているのは、やはりアルゲリッチ、クレーメルが出演した初日の『祝祭の夜』。
2台ピアノのストラヴィンスキー『春の祭典』と、サン=サーンス『動物の謝肉祭』の興奮は、今でも鮮明に思い出せるほどです。
来年もチェックして、今年以上に楽しみたいと思います!
やはり世界はすごい!!!
2014年は音楽を純粋に楽しめた年
年間23回も演奏会に行くとは思っていませんでした。
純粋に観客としてだけではなく、興行主としての視点やプレイヤーとしての視点、いろいろなことを考えながら演奏会に行くことで、たくさんの学びを得ることができました。
やはり音楽は素晴らしく、更なる可能性があるものだという想いが強くなりました。
来年は、どんな演奏会に巡りあうことができるでしょうか。
今から楽しみで、わくわくしています!
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