「使う人」と「使わない人」の違い

先日とある人とiPhoneアプリの話をしていて、わたしが普段どんなアプリを使っているか紹介していました。

「メモはEvernoteを使ってます。ご存じですか?」

と聞くと、

「知っているけれど(アプリも入っている)、標準メモアプリとの違いがよくわからなくて使っていない」

と答えが帰ってきました。

ちょっとIT詳しくてスマホを使っている人なら、Evernoteの名前や緑バックの象のアイコンくらいは見たことがあると思います。

それほどの認知度を誇るのに、イマイチ使いこなされてない感があるのがEvernote。

evernote_ipad_wallpaper

 

■標準メモアプリより多機能

iPhoneの標準メモアプリは、「メモを記録する」という機能的にはまったく問題ないアプリです。

しかし、外部との連携という意味ではせいぜいメールへ送信したり、iCloudで共有するくらいしかできません。

一方のEvernoteは、様々なアプリや端末と連携できるところが最大のメリットです。

iOS、Android、Windows、Macの全てにアプリが提供されていて、何を使っていてもデータの同期が可能です。

(いちおう、iCoudでもできないことはないですがiOS→Androidとかだときついかも)

 

■Evernoteの便利な機能

Windows/Mac版のChromeなどのブラウザからなら、「Webクリップ」という機能を使えばWebサイトの内容をすべて取得してEvernote上に記録できます。

インターネット上のアドレスだけを記録しておく場合に比べて

・後で見た時にWebサイトが落ちていて、ページが見れないということがない

・英数字の羅列(URL)だけでは中身がよくわからない

・Webクリップで保存すれば全文が検索対象にできる

など、いろいろなメリットがあります。

 

Evernoteは様々な外部アプリが公開されていて、とにかく早くメモるためのアプリや、撮った写真を即座にアップロードするアプリなど、使いようによってはとても便利なものがたくさんあります。

さらにEvernoteにはOCRという、自動文字認識機能があって、名刺や書類を画像として取り込むと、画像内の文字を検索対象にできるという機能もあります。

機能的な詳しいことは他のブログでたくさん紹介されているので、ここでは触れませんが、使いこなすと「メモ」の幅がとても大きく広がるツールということは、何となくわかっていただけたと思います。

 

■使う人と使わない人の違い

しかし、このような機能も、

・複数の端末を連動させて使う必要がある人(目的のために必要)

・自ら「おもしろい」と興味を持って活用しようとする人(単純に興味がある)

という人でなければ、「別になくても困らない」という結論に落ち着いてしまいがちです。

連携させようとすると、とたんに設定作業や知識を求められる場合もあるので、そこでつまづいてしまう人が多いのです。

 

そんな人はまず、Evernoteというアプリのメモ機能だけをとりあえず使ってみる、というのでもいいと思います。

慣れてきたらそのうちいい活用方法が見つかるかもしれません。

もしくは、標準のメモアプリでも困っていないのなら、それを使い続けるのもよいと思います。

標準のメモアプリもだんだん多機能になっているので、そのうち使う幅も広がっていくはずです。

 

サービスを提供する側としては、この「使いたいのに使えない」というギャップを解消するのが、事業拡大の肝になるのですね~。

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