【吹奏楽】東京佼成ウインドオーケストラ 第120回定期演奏会へ行って来ました!

東京佼成ウインドオーケストラ 第120回定期演奏会へ行って来ました。

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今回は、東京佼成ウインドオーケストラ(以下TKWO)団員で高校・大学の先輩である林裕子さんにお誘いいただきました。

現在のような若いメンバーになってからは、初めてコンサートホールでTKWOの演奏を聴きましたが、吹奏楽とは思えない豊かで鮮やかな響きでとても感激しました。

嬉しい事にTKWOには、わたしの先輩・後輩・友人が何人も団員として在籍しています。

懐かしい顔を見ながら、その素敵な演奏を聴けるというのはとても嬉しいことで、幸せな休日でした。

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東京佼成ウインドオーケストラ 第120回定期演奏会プログラム

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指揮/ダグラス・ボストック

演奏/東京佼成ウインドオーケストラ

トッカータ・マルツィアーレ/ヴォーン・ウィリアムズ

リンカーンシャーの花束/P.グレインジャー

剣と王冠/E.グレッグスン

オリジナル組曲/G.ジェイコブ

コロニアル・ソング/P.グレインジャー

宇宙の音楽/P.スパーク

演奏会の感想など

本日はオールイギリスプログラムでした。

英国の吹奏楽曲の価値を世界的に広めたのは、長年TKWOの常任指揮者を務めたことで有名な故フレデリック・フェネル氏。

そしてその後のTKWOの常任指揮者を10年間務めた、イギリス出身のダグラス・ボストック氏が指揮という組み合わせ。

有名なグレインジャーやスパークの曲は聴きやすい曲が多いですし、今回の選曲もわたしも知っているような有名なものが中心でした。

 

吹奏楽は全日本吹奏楽コンクールを中心とした学生やアマチュアの市場が盛んで、そのようなバンド向け編成の曲が自然と人気を集めます。

しかし今回の曲のように、小規模なアンサンブルや、Saxがなかったり、リコーダーが入ったりする特殊な編成などが楽しめるのも吹奏楽の魅力。

コンクールやエンターテイメントとしてではない、芸術鑑賞としての吹奏楽のよさを、改めて感じさせられました。

 

演奏会を通じて感じたのは一般的にイメージするものとは違う、豊かでやわらかなサウンド。

技術力の高さで人数の少ないソロやアンサンブルを聴かせられる分、全体で鳴らした時の音の差が大きく、表現の幅がとても広くなります。

かといって決してうるさいわけではなく、聴いている側は音の響きに包まれるような感覚を覚えます。

調和した心地よい響きに包まれながら、耳だけでなく体中で音を感じると、鳥肌が立つくらいに感動します。

一流の演奏を体感するということ

吹奏楽をやっているアマチュア奏者の方には、ぜひ生演奏でこの響きを体感してほしいと切に願います。

知らない音や響きの再現は、不可能です。

指導者がイメージをどんなに詳細に言葉で伝えても、伝えきれるものではありません。

スピーカーを介さない生の音の感覚は、CDでも決してわからないのです。

トップクラスのバンドの音を聴くということは、演奏をする側にとっても、それだけの価値があるということ。

練習する手を止めて一流の演奏会を聴きに行くのも、よい演奏につながる鍵になるでしょう。

 

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