【室内楽】ジャック・ランスロ国際クラリネットコンクール入賞者披露コンサートを聴いてきました!

凄い!素晴らしい!公演時間長い!

 

2014年9月3日に、ジャック・ランスロ国際クラリネットコンクールの入賞者披露コンサートを聴いて来ました。

国際コンクールの入賞者だけあって、皆さん素晴らしい演奏でした。

世界トップクラスの方々の素晴らしいパフォーマンスを聴くことができて、とても幸せな夜でした。

さすがに2時間半もの公演はちょっと疲れました。笑

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■ジャック・ランスロ国際クラリネットコンクールとは

20世紀を代表するクラリネット奏者、ジャック・ランスロ氏にちなんだ国際コンクールです。

日本にも愛弟子が非常に多く、そのスピリットを受け継いだ孫弟子たちも活躍中です。

(わたしも一応孫弟子です♪)

2009年に他界した現在でも、業界に対する影響力はいまだ衰えません。

ジャック・ランスロ国際クラリネットコンクールは、日仏両国で2年毎に交互に開催するということで、2012年から始まりました。

第1回目はフランスのルーアン市で、第2回目の今回は日本の横須賀で開催されました。

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■2位入賞の田中香織さん

本コンクールは、予備審査を通過した109名で、1周間にわたるコンクールを競い合いました。

国際コンクールは審査員や出場者に対する外国人の割合が大幅に上がります。

(日本のコンクールは審査員がほぼ日本人のことが多い。)

文化と音楽の感性が違うため、日本のコンクールで優勝した人であっても、国際コンクールでは予選敗退ということも起こり得ます。

芸術関係のコンクールは、審査員によって結果が大きく変わるということは、よく言われることですね。

 

そんな中で、わたしの大学の1つ上の先輩である田中香織さんが、日本人では唯一、2位に入賞されました。

以前日本音楽コンクールで1位という実績もあり、現在はスイスで活躍されている香織さん。

昨年リサイタルを聴きに行ったのですが、その素晴らしいパフォーマンスに感激をしました。

今回のコンクール出場を聞いて期待をしていましたが、やはり!という感じで、受賞の知らせを聞いたときはとても嬉しかったです。

そんな香織さんを祝福するため、入賞者披露コンサートを聴きに行って来ました。

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■出演者全員が素晴らしかった!

開場前から当日券を求める長蛇の列。

約400席のサントリーホール(小ホール)が満席になり、追加の椅子を用意するほどの盛り上がりを見せたコンサートになりました。

 

応募者150人以上の中のトップ3ですから、技術、安定感、ピアニストとのアンサンブル、どれをとっても素晴らしいものでした。

国籍も学んだ国も違いますから、当然演奏のスタイルの差はありながらも、それぞれの個性があってとても興味深く聴いていました。

そして、コンサートの後半では現在の巨匠ミシェル・アリニョン氏、フィリップ・キュペール氏、前回の優勝者サンユン・キム氏が登場。

さらに洗練された演奏で、集まった観客を魅了してくれました。

超一流のプレーヤーたちの演奏は、なんと2時間半を越える長時間のコンサートでした。

お腹いっぱい、大満足のコンサートでした。

 

会場では、出演した田中香織さんや、先生・先輩・後輩・同級生など、クラリネット吹きが勢揃い。

素晴らしい演奏を聴けて、たくさんの大好きな人に再会出来て、感無量です。

忘れられない、幸せな夜になりました♪

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