昨日に引き続き、勝間塾月例会のまとめ記事です。
2014年8月のテーマは「勉強法」。
前半は
「学習とはどういうことなのか?」
「何を学べばいいのか?」
など、学習の前提についての解説でした。
後半は具体的な勉強方法についての解説から、です。
■効果的な習得方法
1.もともと素地がある才能が遺伝、あるいはその後の訓練、あるいはその両方がある
「勉強」はこれまで五感を使って蓄積してきたものを上手に使いこなす技術で、氷山の下の部分を水面上に見えるようにすること。
教える側の人は、氷山が大きすぎてわからないので、弟子に聞くとよくわかったりします。
これが「コミュニティラーニング」のよさです。
2.優れた方法論に継続的に触れている
私たちの脳は得た情報のほんのすこししか使っておらず、「ものずごく目の粗いザル」のようなもの。
2割くらいすくえるとしたら、5回くらい繰り返さないとわからないのです。
そのため、「無理なく続けられる」学習環境に身をおくことが大切。
人数が多いと五感が伝わらないので、少人数の集まりで「コミュニティラーニング」を利用するのがよいです。
3.その勉強をするための明確な戦略目標がある
とにかく目標を設定することと、進捗状況を知ること。
ゴルフなどが流行るのは、具体的な数値として成果がわかるので、モチベーションにつながっていくからです。
まずは適当でいいので目標を決めて、走りながら次の目標が見えてくるくらいでいいのです。
■ITを活用することの意味
ここ5年10年でいちばん大きく変わったことが「小型高性能IT機器」の普及。
だれでも高性能なPCやタブレット、通信回線を使うことができます。
IT機器の成長は人間よりもとても速いので、それを活用することは「ITを武器としてブーストさせる」ことになります。
積極的に、最新のものを取り入れるようにしましょう。
■人間は五感で勉強する
視覚や音だけでなく、皮膚感覚、においなどもすべて加わって脳に伝わり、「学習」になります。
中継でも同じ画像、音かもしれないが、見えるものや聞こえるものが狭められるので、ニュアンスが減ってしまうのです。
ですので、「対面で勉強すること」の価値はITの時代になっても変わりません。
■何かを習うときのコツ
習熟していないことを独学で学ぶということは、とてつもない遠回りです。
下の組み合わせのセットが手に入れば、学習は完了したも同然。
1.すごくそのことに習熟している先生
2.自分と同じくらいか、自分よりほんの少しだけ先に行っている生徒さん(先生は生徒がどこでつまづいているかわからない。おたがいに比較目標になる)
ということは、「どこにいい先生・いい仲間がいるのか」を探すことがとても大切。
勉強のパフォーマンスは、本人の能力よりも、先生と仲間の力でほとんど決まってしまう。
会社や学校は、それを仕組み化したもの。
■「勉強法」まとめ
・自分にとって効率のよいものを、学習し続ける環境をさがす
・五感を使って学ぶ=対面で習う
・いい先生といい仲間とともに学ぶ
わたしは「独学が多い」ということに気づきがありました。
もっと人に会ったり、習ったり、仲間と一緒に成長するということを考えてみます。
今月も楽しい学びの時間を、ありがとうございました!
みなさんも、私たちと一緒に学びませんか?
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