ブラジル料理店で感じた「文化の違い」

先日、勝間塾の後オフ会の打ち合わせのため、ブラジル料理店に行った時のこと。

「想定よりも多く参加者が集まった場合の料金」について、なかなかお店側と意見が合わず、説明にかなり時間を要してしまいました。

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後オフ会は、勝間塾の月例会の後に行っている、有志による懇親会です。

これに参加する人は、月例会が終わった後にならなければ、人数を確定することが出来ません。

当日参加の方が少なからずいらっしゃるので、それを受け入れるためです。

すると難しくなるのがお店の「予約人数」です。

 

ほとんどの飲食店は、数日前までに当日の参加人数を確定する必要があります。

お店にある食材などが限られているため、急に増えてしまうと準備が出来ないからです。

飲み物は比較的対応が可能なこともありますが、食べ物の方はお店の規模によってはかなり対応が厳しくなります。

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そこでわたしたち後オフ会幹事メンバーは

「食事の人数は事前に推測で決めておいて、

飲み放題の人数だけ当日の参加人数に変更してもらう」

という方法を取ることが多いです。

後オフ会の主な目的は参加者同士の交流のためです。

年齢層も40歳代の方が中心のため、食事は比較的少なくても対応ができます。

 

ところが、今回のブラジル料理店で事前に店主と打ち合わせをしていたとき、この

「飲み放題の人数だけ追加」

というのが、なかなか伝わりませんでした。

店主はブラジル出身で、日本語はそこそこわかりますが、詳細な説明は高校生の娘さんにお願いをしていました。

しかし、追加人数の調整のところで

「追加分は飲み放題のみの料金で」

がどうしても受け入れられず、平行線をたどっていました。

 

お店のメニューにある通常の飲み放題の料金を提示しているのにもかかわらず、受け入れられません。

メンバーも「これは文化の違いかなにかで、うまく伝わっていないのかも」ということに気づき、再度「システム」を説明しました。

「食事の人数は事前に決めた分だけで、増えた人数分はそこからシェアするので、それ以上出さなくていい」

「飲み物だけ当日参加分を追加」

ゼロベースから説明してようやく意味が伝わり、「そういうことなら全然だいじょうぶ!」と了承を得ることができました。

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うまく伝わらなかった理由を聞くと、ブラジルやその他諸外国では

「料理が十分に準備できないお店はダメ」

という文化があるということを教えてくれました。

人数が増えた分を考慮して、食事を用意できるように余分に確保しておくのが通常なのだそうです。

 

「な、なるほどーーー!」

 

その「文化」を前提に考えると、わたしたちが行っていた交渉は

「当日人数が増えたぶんは、食事も飲み物も出して欲しいけど、料金は飲み放題分のみに値下げして」

と受け取られていたということになります。

日本では「残すことはもったいない」という意識があるという話もしたりしつつ、異文化の壁を取り払うことができたわたしたちは、その後すっかり店主と娘さんと打ち解けることができました。

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異文化交流の一端を垣間見ることが出来た後の、ブラジル料理試食会(という名の飲み会)はとてもよいものになりました。

初めてブラジル料理を食べましたが、味付けもシンプルでとても美味しかったです。

次回の後オフ会の時に利用させていただきますが、また改めて利用させていただきたいと思います。

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Fiza Bistro -Brazilian and World Cuisine Tokyo-

 

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ITコンサルタント/Webメディアクリエイター。自転車とカメラと料理が好き。
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