先日、新橋駅付近にいてふと気がついたのですが、SL広場のSL横にあった喫煙所の撤去が始まっていました。
今までは大勢の新橋サラリーマンが喫煙をしていて、駅の近くを通るとたばこの臭いが結構していたものでした。
少し外れたところに喫煙所はありますが、駅の正面から喫煙所がなくなった影響はとても大きいでしょう。
港区は、区内の公共の場での喫煙を全面的に禁止する条例を7月1日に施行。
屋外だと、指定喫煙所以外ではタバコが吸えないということになります。
新橋駅前の喫煙所撤去は、それを受けてのことだったんですね。
■2000年ころに始まった路上喫煙禁止条例
わたしがまだ喫煙者だった2002年に千代田区で路上喫煙を禁止する条例が施行され、歩きタバコなどの路上喫煙を「規制」する動きが始まりました。
駅のホームからは灰皿が消え、飲食店では混雑する時間の禁煙や、完全分煙の隔離部屋が増えていったのはこの時期からでした。
当時は喫煙者として、どんどん肩身が狭くなっていくことに対して、「なぜ税金を収めているのになんたらかんたら」などの愚痴を言っていたのを思い出します。
■それでもなくならない歩きタバコ
それから10年以上経って、喫煙ができる場所はかなり限られてきています。
基本的には「許可された場所しか吸えない」に近くなっているのではないでしょうか。
それでも、コンビニの入り口脇にある灰皿の周りに喫煙者がたむろしたりしていて、その煙を吸い込んだりすることもあります。
家の近所の路地に入ると、いい大人が歩きタバコをしている光景をしばしば見かけます。
そしてその横を小学生が通り過ぎるという傾向は、いまだにあるのです。
恥ずかしながら、わたしも昔は歩きタバコをしていたこともあり、吸いたい気持ちはわかります。
しかし、煙は空気を伝って広範囲に届きますし、臭いも一緒についてきます。
それは非喫煙者からすると明らかに「不快なこと」です。
吸っている人は、「そんなに言うほど迷惑じゃないだろう」と思っているものです。
しかしタバコを辞めると、「それは自分が喫煙者ということを棚に上げてしまっている」ということに気付かされるのです。
■今後、規制が緩和されるとは考えられない
路上、公共施設、飲食店での喫煙禁止、喫煙可能な場所の減少、たばこ税の値上げなど、喫煙者にとっては、どんどん不遇なことが増えてきています。
今後それが緩和されることは、おそらくないでしょう。
今喫煙している方は、その締め付けを、今後もずっと受け続けることになります。
それも、自分自身の健康も害しながら、です。
そんな不幸せなことがあるでしょうか?
タバコを吸っている理由は人それぞれです。
なぜタバコが必要なのか、その原因を正面から考えてみましょう。
それが解決できたなら、あとは習慣の問題をクリアするだけです。
精神的、習慣的にタバコに依存している生活から抜け出すと、とても楽になれます。
過去10年間、タバコを吸っていたわたしが保証しますよ。
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