1954年7月に創設された航空自衛隊は、今年で60周年を迎えました。
その記念演奏会のチケットをいただいたので、すみだトリフォニーホルへ聴きに行って来ました。
今回の演奏会は、航空自衛隊の記念演奏会のため、本来は往復はがきでの抽選なのですが、航空中央音楽隊に大学のクラリネットの同期が入隊していて、チケットを譲ってくれたのでした。
吹奏楽をやっていると、自衛隊などの音楽隊の演奏を聞く機会がたびたびあったのですが、その上手さにはいつも感心させられていました。
なかでも、彼女の所属する航空中央音楽隊は特に優れていると聞いていたので、とても楽しみにしていました。
整理券ありの全席自由席だったので、開場前でも下の写真の状態でびっくり。
■航空自衛隊創設60周年記念演奏会プログラム
航空自衛隊創設60周年記念演奏会
指揮/航空中央音楽隊隊長 2等空佐 水科克夫
献呈/M.キャンプハウス
部隊の精神/R.ジェイガー
空の護り/J.マッキー
祝祭/P.スパーク
行進曲「ブルー・インパルス」/斎藤高順(第4代航空中央音楽隊長)
碧空/服部隆之(航空自衛隊創設50周年記念作品)
風薫る/田中裕香(航空中央音楽隊)(航空自衛隊創設60周年記念曲)
行進曲「蒼空」/和田 信(航空中央音楽隊)(航空自衛隊創設60周年記念曲)
大空への挑戦 ・・・D.ホルジンガー
■荘厳さとクオリティの高い演奏を堪能しました
1800人収容の会場は、満席のお客様。
お客様を見渡してみると年配の男性が多く、この演奏会の役割を表しているように感じました。
ステージ背面に日の丸を掲げ、国歌「君が代」の荘厳な演奏から始まった創設60周年記念演奏会。
前半は航空中央音楽隊の約40人でのウインドアンサンブルで演奏されました。
このくらいの人数で、しかも全員が上手いバンドは、音が引き締まっていてとても聴きやすく、気持ちがよいです。
普段から同じメンバーで演奏していることもあって、安定してまとまったサウンド。
個々の技術も素晴らしく、「さすが」の演奏でした。
作品のタイトルが堅いのは、記念演奏会としての側面からでしょうか・・・。
後半は各地方の航空音楽隊の選抜メンバーを入れての合同演奏でした。
合わせて75人になったバンドは、迫力がかなり増します。
フルで鳴らすと1800人のすみだトリフォニーホールではさすがにうるさく感じる場面もありましたが、お客さんはその迫力に圧倒されたのではないでしょうか。
創設60周年記念作品では、大学の先輩である和田さんの曲が採用されていました。
和田さんは学生時代から多彩な活動をされていて、昨年は吹奏楽コンクールの課題曲も作曲されていたので、今後益々の活躍が期待されますね。
アンコール3曲を含む2時間のプログラム、航空音楽隊の勇壮な演奏を堪能することができました。
■音楽隊の演奏は各地のイベントなどで聴けます
航空自衛隊をはじめ、自衛隊の各種イベントなどで音楽隊がたびたび演奏をしています。
また、定期演奏会も開催しているので、興味のある方は会場へ足を運ばれてはいかがでしょうか。
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