5/3から3日間、日本最大の音楽の祭典ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2014が開催されています。
今日は5/3の演奏会の中から2つ目の有料公演、小菅優さんによるベートーヴェンのピアノコンチェルトの感想です。
■有料公演その2、小菅優のベートーヴェン
5/3、2つ目の有料公演は東京国際フォーラムへ会場を移しました。
モーツァルト 『オペラ 《コジ・ファン・トゥッテ》 序曲』
ベートーヴェン 『ピアノ協奏曲 第3番』
演奏:横浜シンフォニエッタ / 指揮:ジョシュア・タン / ピアノソロ:小菅優
今回の公演のメイン、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番は1800年の作品。『運命』などと同じハ短調で書かれていて、悲愴感を強く感じる作品になっていて、日本でも人気の高い作品です。
ソリストの小菅優は、1983年生まれの若手ピアニスト。若い頃からヨーロッパに移住、リサイタルなどを繰り返して注目を浴びるようになりました。ほかの多くのソリストのように、コンクールの受賞歴などはなく、珍しいタイプのソリストであると言えます。それだけに実力派折り紙つき、安定感のある演奏スタイルに定評があります。
今回聴きに行ったのは、父の勧めがきっかけでした。5/3の開いた時間をどうしようかと思っていた時に、父が小菅優さんの出演するのを見つけて、「いいピアニストだから聴きに行ったほうがいい」と教えてくれたのでした。父からは時折CDなどを勧めてもらうことも多く、いつも助けになっています。
実際の演奏はやはりとても堅実、ベートーヴェンの曲調もあるので派手さはないながら、とても安定感のある演奏でした。オケ全体をピアノ1台で引っ張っていく存在感は確かなもので、それでいてオケとの息もピッタリでした。彼女は現在ベートーヴェンに積極的に取り組んでいて、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ集の録音を続けています。よい時期に演奏を聴けたことを嬉しく思います。
■会場エリアに行くだけでも楽しめます!
音楽祭の開催中は、会場エリアの様々な場所で無料の公演やイベントが開催されていて、お店もたくさんあって気軽に雰囲気を楽しめるようになっています。
夜はお酒も入るし雰囲気も手伝って、さらに盛り上がりを増しているようでした。
私も珍しく、昼も夜もビールを飲みながら楽しんじゃいました♪
有料公演を聴かなくても十分に音楽祭を楽しむことができるので、ぜひ会場エリアへ足を運んでみてください! (今年が無理なら来年!)
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