自分の強みを知り、活かす。『1.内省』

みなさんは自分の強みを明確に意識して、生活や仕事に活かしていますか?

ここで言う「強み」とは、一般的に言う長所とは少し違います。

「強み」は、その人が持っている特徴であり、武器でもあります。

「武器」なので、悪いように使うと、自分や他人を傷つけてしまうこともあります。

自身の強みを知り、それをよりよく活かす方法を考えていくことが、個性を生かし成長していく近道となります。

その助けとなるのがストレングスファインダーという自己診断テストです。

私は3年前にこのテストを受けて自分では意識していなかった自分の強みを認識しました。

それと同時に、過去にはその強みが自分にマイナスに働いていたことにも気づいたのです。

 

■34の資質、第1位は「内省」でした

私のストレングスファインダーの1位(最も強い資質)は「内省(Intellection)」でした。

この資質はとにかく「考えることを好む」というものです。

頭の中では常に何かを考えていて、それは自分への問いかけだったり、人の感情の理解だったりします。

自分で自分自身に問いかけて、自分だけで答えを出せてしまいます。

思考し、脳を働かせることが好きなので、基本的に一人でいることを好むタイプです。

seiyou020

■苦悩と不安の20代

私は過去に引きこもりになって学校や会社に行けなくなったり、鬱病と診断され心療内科に通ったことがあります。

20代の頃は、自分で考えていることと現実でギャップがあり、その考えを外に出すこと(人に相談するなど)ができず、自分で自分を追い詰めていってしまうことがありました。

その辛さに耐え切れなくなった時、考えることをやめて心を閉ざし、引きこもってしまったのです。

なぜ自分がそんな状態になってしまうのかわからず、ただ混乱して、自分に落胆すると同時に自分を信じることができなくなりました。

自信がまったくなくなってしまったので、さらに人に会うのが怖くなりました。

何度か勢いで復活するものの、調子が悪くなってくると一気に状態が悪くなってしまうので、いつもどこかで「また自信喪失に陥るかもしれない」という不安がいつもつきまとっていたのです。

 

■「知ること」で不安から開放された

その後、ストレングスファインダーに出会って自分の内省という特徴を知った時、過去に精神的に追い詰められた大きな要因はこの内省にあったことに気づきました。

強すぎる自分の「強み」がネガティブに影響してしまい、自分自身を苦しめていたのです。

この当時は、まだ不安が拭いきれていませんでしたが、このことに気づいたとき、すーっと気持ちが楽になりました。

「思考することは自分にとってマイナスに働くことはあったかもしれないけれど、うまくコントロールできれば最大の強みになるのだ」ということがわかったのです。

そうすると「あぁもうこれからは大丈夫だ」と自然に思えるようになったのです。

 

人は知らないことやわからないことに対して不安を覚えますが、原因の理解ができたことでそれを受け入れることができたからです。

そこから先は自分の持っている他の強みも合わせて、自分の力で道を切り開いていこうと前を向いて進むことができるようになったのです。

このストレングスファインダーは、ただ強みを教えてくれただけでなく、私が10年間持ち続けていた不安を消し去ってくれたのでした。

 

■今、強みを伸ばすためにやっていること

どんどん色々な思いや考えが浮かんでくるので、Evernoteなどにメモをして、あとで参照するなどしています。

日々の気付きや活動をブログにすることも強みをさらに活かすためのものです。

書くと考えが明確になりますし、あとで読み返すことで更に理解を深めたり、よいアイデアが浮かぶこともあります。

「内省」は、自分の中で考えが完結してしまうことが多いので、それをどんどん形にして、物によっては発信していくことでバランスを取ろうとしています。

 

また、「積極的に外に出る」ことを心がけています。

私の「積極的に外に出る」は、アクティブで行動力のある人の足元にも及びませんが、ほうっておくと本当に一人で部屋にこもってしまうので、最近では人に会ったり陽の光を浴びながら散歩したり走ったりすることを楽しむようになりました。

内向的だからこそ、活動的な面を持つことが大切だと考えています。

ランニングを習慣化しているのもバランスを取るために必要な活動のひとつです。

 

■不安の原因は「知らないこと」

人は生きていく上で色々な悩みや不安を抱えていると思いますが、原因は「知らない」ことであることが多いです。

まずは自分自身を深く理解していくことで、解決することも多くあると思います。

表面的な自己診断テストではなく、とても奥が深いものなので、あなたもぜひやってみてください。

 

↓ストレングスファインダーは、この本を買えばできます!

 

この記事を書いた人

ITコンサルタント/Webメディアクリエイター。自転車とカメラと料理が好き。
プロフィール

Yasuをフォローする
学び
スポンサーリンク
Yasuをフォローする
yasu.me

コメント

タイトルとURLをコピーしました