高松国際ピアノコンクールにITが活用されていました!

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高松で4年に1度開催されている高松国際ピアノコンクールも、今回で3回目。

規模の大きなピアノの国際コンクールの中では、浜松、仙台に続いて3つ目にできたのだそうです。

私も地元高松で開催される国際コンクールということで、第1回目から注目していました。

いずれも会場で聴くことはできなかったのですが、今回はなんとインターネット生中継がされたので、本選の模様を見ることが出来ました!

 

■国際ピアノコンクールとは

そもそもクラシック音楽のコンクールとは、アマチュアがプロとして注目を集めるための登竜門。

本大会でも、優勝者には賞金と、副賞として国内外でのリサイタルとプロモーションがつきます。

ピアノやヴァイオリン、声楽はソリスト需要も比較的多いので、規模の大きなコンクールの優勝者はソリストとしての道を歩み始めることとなります。

管楽器はソリスト需要が少なく、コンクールで入賞すると知名度はあがりますが、ソリストとして活動をしている人は前者よりは少なくなります。

当然優勝すれば知名度は上がるので、その後の活躍が期待されることになるのは管楽器も同様です。

 

開催される地方では、大きな文化的イベントを世界に発信する機会なので、自治体や地元企業、住民も含めてなかなかの力の入れようです。

当コンクールでは、地元高松の演奏家を中心に構成された瀬戸フィルハーモニーとの共演もクローズアップされていて、毎回本選ではピアノ協奏曲の伴奏オーケストラを担当しています。

 

■クラシック音楽とITメディア活用

では今日の本題です。

3次予選と本選では、Ustreamというサービスを利用したインターネット生中継が行われました。

過去の放送も見れるようになっていて、リアルタイムではないものの、本選の演奏を聴くことが出来ました。

しかもインターネット中継とはいえ、映像や音声の綺麗さはもちろん、カメラワークまで申し分ないクオリティでした。

まるでテレビ放送を見ているかのような映像に興奮しながら緊張感のある本選を堪能しました。

 

国内の大きなコンクールでは放送局などのメディアがスポンサーのことも多く、後日放送というケースも多いのですが、インターネット生中継というのは先進性があったのではないかと思います。

おそらく4年前ではできなかったクオリティだと思いますが、最近は一般向けにもインターネット中継などのサービスが増えていますから、そのうち個人のリサイタルなどでも気軽に配信できるようになると、より一層楽しみが増えますね。

放送機材やインターネット接続のインフラなどの課題もありますが、検討する価値は十分にあると思います。

スタジオを借りてUstreamリサイタルのようなものも十分にできるのでは、と考えています。

 

 

この記事を書いた人

ITコンサルタント/Webメディアクリエイター。自転車とカメラと料理が好き。
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