本日は、商談で名古屋出張でした。
お客様先に入る前に自前打ち合わせとして入った、駅にある小さな喫茶店。
コーヒーのみのオーダーでしたが、豆菓子がついてきました。
今ではあまり見かけなくなったタオルのおしぼりも当然のように出てきて、しかもおしぼりから良い香りがします。
コーヒーも酸味が少なく、優しい味でなかなかよい感じでした。
さらに、店を出ようとしたところ「デザート食べていって~~」と、寒天が出てきて驚きました。
お客様先での打ち合わせ後、再度同じ喫茶店に入ったのですが、お店を切り盛りするおばちゃんの愛想がよく、「またきてね〜〜」などと言われつつ、お店を後にしました。
このサービスとアットホーム感は素晴らしいな~~と感じていたら、同行していた同僚から「名古屋の喫茶店はやっぱりすごいですね~」と。
ほほう、やっぱり、とは・・・?
喫茶店大国名古屋
私はすっかり忘れてしまっていたのですが、名古屋は喫茶店王国らしいのです。
ここでいう喫茶店はいわゆる「カフェ」ではなく、昔ながらの「純喫茶」のこと。
飲食店に占める喫茶店の割合が40%を超えていて(全国平均24%、東京都18%ほど)、喫茶店どうしだけでなく他の飲食店とも熾烈な争いをしているそうです。
某うどん県の、うどん屋さんみたいな感じですね。
香川で外食といえば、「うどん」と「それ意外」くらいの括りなので、そんなイメージなのかな~と勝手に想像してみました。
「モーニング」のはじまり
激戦区だった名古屋の喫茶店は自然とサービス競争に発展して、様々な趣向を凝らしたサービスが考えられたようです。
コーヒーにちょっとしたおつまみやミニケーキがついてくるのはごく普通なんだそうですよ。
朝、打ち合わせなどで喫茶店を利用する人に対して、トーストやゆで卵をサービスで出したのが、「モーニング」のはじまり。
正式にはモーニング”サービス”だったんですね。
あくまでもコーヒーに対しての”サービス”なので、コーヒーの値段しかかかりません。
コーヒー代の300円そこらで、トーストやゆでたまごがおまけでついてくるというこのお得感。
今日行ったお店は、330円のコーヒーに、朝はモーニングサービスとして日替わりサンドがついてくるという魅力的な内容でした。
すごいですね~~~。
名古屋発祥、コメダ珈琲の戦略
最近全国に向けて出店しはじめ、目につくようになってきたコメダ珈琲も、愛知県発祥のお店です。
コメダ珈琲が地元高松にできた時に、一度、名古屋文化にしたがって家族で朝食を食べに行ったことがあります。
ログハウス風の店内に、ゆったりとしたソファで、アットホームな雰囲気でくつろぎやすそうです。
ここでは名古屋食文化を代表するものがたくさんあって、もちろんコーヒーにトースト&ゆでたまごのモーニングもあって、オプションの小倉のせが有名。
スターバックスを始めとするシアトル系カフェなどはセルフサービスのお店も多く、店舗にもよりますが狭い店舗にお客さんがひしめき合って回転率も高いというイメージがあります。
特に休日などは混んでいてくつろげないことも多い(むしろ座れる気がしない)ので、私はちょっと古い喫茶店などもよく利用していますが・・・。
先んじてブームになり拡散したビジネスモデルの対局を行くような戦略で、店舗拡大しているコメダ珈琲は面白いですね。
所変われば色々な文化があって面白いですね!
とくに食文化は地方それぞれ特徴があって、食べて体感もできて楽しいです。
その食文化を、コメダ珈琲のように他の地方にも展開したりすると珍しくて注目されますし、色々参考になりますね。
名古屋の喫茶店、とても面白かったです!
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