昨日はハーフマラソンの後、サロンコンサートへ。
ソプラノ歌手 赤池優さんと、フルート奏者 赤木香菜子さんのコンサートを聴きに行って来ました。
出演者の赤木香菜子さんは私の高校の同級生で、コンサートに誘ってもらったので、疲れた体に癒しを求めて行ってきました。
(さすがにマラソン後の汗臭い状態では行けないので、家に帰ってシャワー浴びてから出直しました。笑)
演奏だけでなく見た目にも心地のよいコンサートで、懐かしい同級生にも再会出来て、幸せな夜でした。
■サロンコンサートという形式
サロンというのは宮廷や貴族が集まる社交場のことで、そこでコンサート(リサイタル)を行うようになったのが、サロンコンサートの起源と言われています。
現代のサロンコンサートは必ずしもそのような社交場ではありませんが、数席〜100席くらい小さな会場で行われます。
今風に言うとライブハウス的な感じですね。
オーケストラなどで使われる、1000人以上入るような大きなホールでは演奏者がかなり遠く感じますが、サロンでは数メートル先に演奏者がいて、息遣いもわかる位の緊張感が伝わります。
演奏者との一体感は、規模の大きいコンサートよりも大きいと思います。
私も香菜子ちゃんを見ながら、演奏も雰囲気も素晴らしいし、いい演奏家になってきたな~と感激してました。
今回のサロンコンサートのポイントは、美しい演奏家、最高のピアノ、綺麗なドレス、この3点セットをサロンという空間で間近に堪能できることだったと思います。
美しい演奏家はすばらしい!
私は、人前に出るなら、演奏家でもサラリーマンでも見た目は悪いより良いほうが絶対にいいと思っています。
私自身も、人に見られた時の印象が良くなるように、身だしなみだけでなく、表情や姿勢なども多少は気にしています。
演奏家の場合、特に声楽家の方はやはりオペラなど歌うと演技もしますし、歌には歌詞があり、感情を込めますから、オーラを発している方が多いです。
今回ソプラノを聴かせていただいた赤池さんもとても美しい方で、各所でご活躍されていて、コンサートでも、お話をすればお客様の笑顔を誘い、アリアでは感動を伝えるという、とても素晴らしい方でした。
今回のコンサートで、すっかり赤池さんのファンになってしまったのでした。笑
ドレスメーカーさんとのタイアップ
今回は特に「美しい演奏家」ということが先にきてしまいますが、これにはドレスも関係していることでしょう。
ドレスメーカーさんとのタイアップで、3人が11着ものドレスを曲ごとに着替えるという、見た目にも楽しめる演出がされていました。
当日パンフレットとして配られたものは、中を開けるとドレスのカタログ(!)になっていて、なるほどこういうことか・・・と関心しました。
演奏会に来られていた方は年配の方や、(恐らくクラシックをやっている)お子さん連れのお母さんが多く見られましたので、お子さんが発表会の時にドレスを・・・という流れがあると嬉しいかな、ということを考えながら会場を眺めていました。
男性の場合はステージ衣装というと黒白タキシードに燕尾服程度しかありませんから、こういうのは女性の特権ですね。
ピアノを聴かせるためのサロン
今回の会場はピアノ専門サロン、汐留ベヒシュタイン・サロン。
ベヒシュタインドイツのピアノメーカーで、スタインウェイ、ベーゼンドルファーと並んで世界三大ピアノメーカーの一つと言われています。
ロビーにはベヒシュタインの小型のグランドピアノが展示され、サロンにはフルコンサートが使われていました。
1000万くらいのグランドピアノが、「演奏家の家庭での練習用に最適!」という売り文句で売られていて、芸術には金がかかるもんだなーと改めて思います。
小型サイズのものでも最高2000万近くの値札がついていたので、コンサートに使っていたフルコンサートのピアノは。。。
私はベヒシュタインを聴いたことがなかったのですが、コンサートで弾かれたピアノはとてもストレートではっきりとした印象で、全開にした状態でもっと色々な曲を聴いてみたい、と思うほど好印象でした。
さすがに100席弱のサロンだと、フルコン全開は大音量で凄かったですね。
ソロ演奏された曲はドビュッシー作『月の光』のみでしたが、とても印象に残りました。
サロンコンサートに行きたいと思ったら?
サロンコンサートは、元々身内でやっていたコンサートです。
客数も少なく、収益もそれほど見込めないことから、メディアを使うなどして広く宣伝をすることは少ないと思います。
サロンでコンサートを聴いてみたいと思ったら、そのような少ない情報源を頼って行く必要があります。
会場にはチラシを置いておくことが多いので、そのような会場を調べてみたり、楽器屋さんなどでもあるかもしれません。
お気に入りの演奏家がいれば、ブログをチェックしてみたりするのもよいでしょう。
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