フィギュアスケートと音楽の出会い

冬季ソチオリンピック2014が盛り上がっていますね。

本日未明にフィギュアスケートの羽生結弦選手が、男子で初となる金メダルを獲得しましたね!

私も昔からフィギュアスケートは好きで、本田選手が出ていた頃からよく見ていたので、本当に嬉しかったです。

このあとは女子シングルもありますから、まだまだオリンピックから目が離せませんね!

フィギュアスケート、オリンピックといえば・・・

さて、冬季オリンピックのフィギュアスケートといえば、私個人ではやはり2006年トリノオリンピックの荒川静香さんのフリーの演技が印象的でした。

その時に使われたプッチーニ作曲オペラ『トゥーランドット』より、”誰も寝てはならぬ”はクラシックファンでなくとも知られるようになりました。

オリンピックという世界で技を競う舞台と、音楽が組み合わさるとこれほどまでに影響力があるのかと、感心してしまいますね。

その時はさらにオリンピック後の凱旋公演を会場まで見に行って、間近でメダリストたちの演技を見ることができてとても感激しました。

今でもトゥーランドットを聴くと、荒川さんのあの演技、衣装、笑顔が目に浮かんできます。

 

今回の羽生選手のフリーの音楽は、映画『ロミオとジュリエット』(ディカプリオじゃないほう)のテーマ曲でしたね。

1968年の名作で、切ないフレーズが心を捉えるとてもいい曲ですよね。

浅田真央選手はショートがショパン作曲『夜想曲第2番 変ホ長調』、フリーがラフマニノフ作曲『ピアノ協奏曲第2番』です。

ラフマニノフの第2番は有名で、重々しい中にも輝きが溢れるとてもよい曲ですから、ぜひ聴いてみてくださいね。

フィギュアスケートとクラシック音楽の出会い

フィギュアスケートには、先ほど取り上げたように、クラシック音楽がよく使われていますよね。

フィギュアスケートは中世ヨーロッパにおいて、貴族階級の娯楽として発達したので、移動用の実用重視で発達したスピードスケーティングと比べて、優雅さや芸術性が重要視されたそうです。

このフィギュアスケートに音楽を組み合わせたのは、19世紀アメリカのジャクソン・ヘインズと言われています。

バレエ教師だった彼はスケーティングにもバレエのようなポーズや、ダンス、ステップを取り入れることを考案しました。

さらにヨーロッパを訪れた際に、ウィーンなどでシュトラウスやモーツァルトの曲に合わせてワルツやマーチのステップでスケーティングを行い、大成功したそうです。

ヘインズはこれを機にスケーティングとバレエと音楽を融合したスタイルを確立し、スケート学校を作ったことから、このスタイルが広く伝わることになったとのことです。

元々貴族を中心として発達したゆえに、バレエと結びつき、そしてクラシック音楽とつながっていくのは、「芸術」として自然な流れだったのかもしれません。

その後はご存知の通り、ラテンやジャズ、ヒップホップから映画音楽まで、様々な音楽が取り入れられ、私たちを楽しませてくれていますね。

 

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番, 第3番 (ラフマニノフ自作自演)(1929,1940)

録音がかなり古いですが、作曲者自身の演奏が聞けます!

 

この記事を書いた人

ITコンサルタント/Webメディアクリエイター。自転車とカメラと料理が好き。
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