Windows XPのサポートが2014年4月で終了するとどうなるのか？

まだWindows XPのパソコンを使っているという方へ。

「Windows XPのサポートが4月で終了する」という話を聞いたことはありませんか？

我が家は実家も含めてWindows XPはなくなったのですが、まだWindows XPをお使いの方も多いと思います。

2009年にWindows 7が発売になった後にも、OSをダウングレードしてXPを載せて売っていることもあったので、4年前くらいまでごく普通に購入できる状態でした。

4～5年くらい前のパソコンなら、まだ使っているところも多いのではないかと思うので、この話題を取り上げました。

なぜサポートが終了してしまうのか

パソコンのソフト（特に今回の場合はWindowsのようなOSですが）は、リリースした後も「アップデート」と称して、どんどん新しくなりますよね。

それは開発された時点よりも新しいハードウェアや技術、ソフトなどに対応するためでもあり、新たな脅威（ウィルスやハッキング）などに対抗するためでもあります。

そのために、ソフトウェアを作った会社は、発売した後もずーーーーーーーーーーっと開発を続けているのです。

Windows XPの発売は2001年なので、もう13年も開発を続けていることになります。

技術的に古いものを使っているので、ツギハギだらけでこれ以上拡張するのは厳しいかもしれません。

これは会社としては大きな負担ですから、古い製品や技術は捨てて、新しい製品に注力したいと思うのは自然なことですよね。

サポートが終了するというのは聞いたことがあっても、実際はどうなるの？というのがよくわからないと思います。

サポートが終了すると、開発が止まり、前述の新しい技術への対応や、脅威への対応もしなくなります。

実際は使えないことはありませんが、新しいソフトは動かないし、ウィルスなどに感染しやすい状態になってしまいます。

家に例えるなら鍵の壊れたドアが増え続けるようなものです。

さらに何か困ったことがあったときも、「そんな古いソフトのことは知りません」とMicrosoftさんに言われてしまうということです。

市販のウィルス対策ソフトなどは延長してサポートをするようですが、OSのセキュリティは低くなったままの状態なので、ドアの鍵が壊れたまま警備会社を雇っているようなものです。

XPのまま使い続けるのはオススメしませんので、基本的にはあたらしいOSに乗り換えることになります。

選択肢は「ソフト（OS）を新しくする」か、「パソコンを新しくする」の2つになると思います。

１．OSをアップグレードする

パソコンのハードはそのままで、Windows8やWindows7にアップグレードすることができます。

Windows7もいずれなくなってしまうので、どうせ乗り換えるならWindows8がオススメです。

新しいWindows OSを買うだけですむので、費用的には安上がりです。

ですが、必ずしもうまくいくとは限らない上に、古いパソコンでは新しいOSを活かしきれないことも多いので、苦労の割には満足度が低いかもしれません。

そこそこよいスペックのパソコンなら、ハードディスクをSSDに変更すればそれなりに動くものになったりするので、身近にパソコンに詳しい人がいるなら相談してみてもいいかもしれません。

２．新しいパソコンに買い換える

一番良い選択肢です。

最近はどれを選んでもとても満足度の高いパソコンが手に入ると思います。

Windowsもずいぶん進化してWindows8のPCでは、タブレットやタッチパネルのモデルを選んでみるとパソコンの使い方の幅が広がって、よい投資になると思います。

ハードウェアではハードディスクの代わりにSSDという記憶媒体を使っているものがありますが、とても動作が速くて快適なので予算が許すようならオススメです。

Windows8は操作感も少し変わっていますので、これを機にMacに乗り換えるという選択肢もあります。

最近のMacはとても使いやすく、Windowsとの差もかなりなくなっていますから、一度お店で触ってみることをオススメします。

どちらにしてもデータの移行方法などは、ショップの店員さんなどが相談に乗ってくれると思いますし、インターネットで探しても解説しているところがたくさんあります。

4月にサポート終了ということですので、春モデルが出る頃が狙い目ですね。

新しいラインナップから選んでもよいですし、型落ちで安くなった冬モデルもよいと思います。

せっかくなので楽しみながらパソコンを選んでみてください！

一番心配なのは企業だったりして・・・