本田直之さん著、『レバレッジ時間術』のブックレビューです。
先日の投稿で、思考パターンの話が出たので、時間に関する考え方の本をご紹介します。
昨年読んだ本の中のひとつですが、今でも意識して続けていることが多いです。
どうすれば時間をコントロールできるかをテーマに、様々なノウハウが詰まった本です。
全部やるのは大変ですが、気になるところを抑えていけば、役に立つことは多いと思います。
「忙しいと言わない」や「仕組み化をする」など、1つ1つが短くまとめられているので、読みやすいと思います。
思ったより日常生活の中で無駄が多いこと、改善の余地があるということを気付かされます。
ひとつだけでも、いいなと思うことがあったら実行してみてください。
以下、読書メモをご紹介します。
■時間を大切にするためのノウハウが詰まっています
・忙しいと言わない
これ以上何もできないと思ってしまう。「仕事が詰まっている」と言い換える。
「心を亡くす」とはよく言ったものですね。忙しいと言うことで、ある意味ストレスを発散させているのだと思います。
・プレゼンをする目的はなにか?
仕事を取ってくること。そのために相手を信用させたり納得させる資料が必要。資料を作ることが目的になってはいけない。
プレゼンは会社のみんなの前で発表するいわゆる「プレゼン」ではなくて、自分が何かを勧めたり紹介すること。このようなブログも、飲み屋で夢を語るときも、自分自身をプレゼンをしていることになります。
・仕組み化をする=再現性を高める
日本にはあまり習慣がないらしい。たまたまうまく行った仕事をその場限りにせず、仕組み化を考える。
例えば掃除や洗濯などの家事にも言えます。ある程度効率のよい方法を見つけて仕組み化しておけば、次からは何も考えずルールにしたがって動くだけで、すばやく済ませることができます。
・課題があって成果がある
課題=問題点ではない。「課題」はポジティブなもの、問題点は「ネガティブ」なもの。例えば、週5時間かかっていたのを1時間にすることを考えるのは課題。
・ある目的があってインプットをはじめる前に、範囲を決める
資格試験の場合、何をどの程度勉強すればよいのかを先に知ってから取り掛かる。
・チェックリストを作成する
再現性を高める、ミスを無くす、判断する時間をカットする。苦手なことほどチェックリストを作ってパターン化する。思考を入れない=ストレスを感じない。
仕組み化と通じるところがありますが、苦手なものほど思考をせずにミスをなくせるチェックリストはとてもよい手段です。私も仕事では自前のチェックリストを作ってやることが多いです。プライベートでは、スマホのチェックリストアプリなんかも使いやすいと思います。定形作業が多い方や忘れ物が多い方にオススメです。
・時間がありすぎるから時間がなくなる
時間に制約、区切りをもたせないと人間は迷ってしまう。
だらだらしても、効果が無いのはみなさん気づいていると思います。
・早寝早起きから「早起き早寝」へ
早起きをするために早く寝るのではなく、早起きをするから早く眠くなる早く寝るようになる。睡眠をたっぷりとったあとに集中して活動をする。昼に15分昼寝をする。目覚ましは強制的に覚醒するので体に負担がかかる、光の刺激で目覚めるのがよい。
私は、白の遮光でないカーテンにしているので、朝の明るさである程度目が覚めるようにしています。その分の暑さ寒さは空調でなんとかしています。
・暗記や勉強は寝る前に
寝ている間に記憶の定着がある→朝どれだけ覚えているかをチェック→夜に復習する。
・Doing More With Less
少ない労力でより多くの成果を求めるようにする。一気に半分、10分の1にできないかを考える。やめることの重要性を考えてみる。
・優秀な人が頭打ちになってしまう理由
能力の高い人は自分でなんとかしようとする、しなくてもいいこともしてしまう。人に任せる、自分の得意なことに集中して成果を出すことが効率がよい。
・判断に迷うときはその場で判断しないという判断をする
ただちに情報収集をして決断すること、情報不足のまま迷い続けないこと。
・自分と性格やスタイルがあまりにも違う人のアドバイスは参考にならない
どんなに素晴らしいものであっても、参考になるかもしれないが、真似できないことが多い。自分にあう成功パターンを探すほうが早い。
・日本人は相手の時間を邪魔することに対して鈍感
飲食店の予約をするのに、わざわざ忙しい時間に電話をかけたりしていませんか?自分の時間を大事に考えるなら、他人の時間も尊重するべきでは。
■まとめ
何気ない普段の行動にも、無駄があることに気づくことが最初のステップです。
「余裕」はあっていいと思いますが、「無駄」は無くしたいですよね。
みなさんも、自分の行動を振り返ってみて、時間を節約できないか考えてみてください。
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