最近、運動していますか?
脳を鍛えるには運動しかない
本書を読むきっかけは、購読している勝間和代さんのメールマガジンで紹介されていたからです。
勝間さんのコンテンツに触れる機会が多いのですが、常々運動の重要性を強調されています。
私も
「運動しないといけないな~。したほうがいいのはわかっているのだけど・・・」
と思っていましたが、ランニングを始めたのをきっかけに、理論的にも自分を納得させておこうと思い、読み始めました。
運動は、健康に生きるために必要で、欠かすことができないものだということがよく理解できたので、みなさんにもご紹介したいと思います。
この本は、運動は体だけでなく、脳・精神にも影響を与えるということを、これでもかというくらい科学的根拠を挙げて説明しています。
科学的に実証されているということは、やり方を間違えなければ確実に効果があるということです。
その重要性を少しでも実感し、生活の中での優先度を上げることができれば、この本を読んでよかったということになるでしょう。
これからの自分自身もそれを証明していくことを担うのだと思い、今はトレーニングを継続する日々です。
ちなみに本書は訳書で、脳科学の専門用語もたくさん出てくるので、読むのにやや時間がかかりました。
以下、本の内容のまとめメモです。
運動は脳を活性化させる
本を読んだり学習をして知識を増やしたり、脳トレゲームなどをしても、「使ったところ」しか鍛えることはできない。
でも運動は、それによって脳全体を「鍛える」ことができる。
脳を「鍛える」とは、脳が活動するための資源を作り出すことができるということ。
具体的には、新しい毛細血管ができる、神経伝達物質ができる、それが活動し残留できる場所ができる。
その状態で脳を知的に活動させれば、その効果が何倍にも高まる。
たとえば、適度な運動の後、学習をすればその効果が高くなるということ。
そして、運動は知能や記憶に作用するだけでなく、ストレスや不安など心(精神)に対してもよい効果をおよぼす。
運動が脳に及ぼす効果
学習・・・学習効果の向上、有酸素運動をすると脳が活性化+学習
ストレス、不安、うつ、注意欠陥障害・・・心の安定を助ける
依存症・・・酒や麻薬などの依存からの開放の助けになる
ホルモンの変化(女性)・・・ホルモンによる体調の変化への対応
加齢・・・加齢を遅らせる、アルツハイマーになりにくくなる、骨が強くなるなど
人間は運動をしないといけない
人間は古来より肉体労働をすることで生きてきた。
だがテクノロジーが発達した現在は知的生産の割合が増え、毎日運動をしなくても生きていけるようになっている。
自転車、車、電車や飛行機などを使った移動が中心になり、わざわざ長い距離を歩く必要はなくなっている。
しかし、そのような変化が起こったのはせいぜい百年ちょっとの間。
その百年で、人間の構造がそれほど変わるわけがない。
古来の人がやってきたような、「体を動かすこと」をやめるということは生物学的に不自然で、それによる様々な弊害が現れている。
どんな運動をすればよいか?
なによりも続ける(一生)ことが重要。
強度を上げてすぐやめてしまうくらいなら、すこしずつでも長期間やったほうがマシ。
自分が楽しんでやれるものなら基本的になんでもよし。
運動をしていないひとは、まずはウォーキングから。
負荷を上げ過ぎると、それ自体がストレスになってしまう。
ジョギング、ランニング、サイクリング、エアロバイクなど、なんでもよい。
基本は有酸素運動を30分~1時間程度、原則としてほぼ毎日。
せいぜい週6時間は、起きている時間の5%。
これだけで上記のような人生を明るくするたくさんの恩恵を受けることができる。
有酸素運動の目安は、最大心拍数220ー年齢×○%で強度がわかる。
心拍計を使うとわかりやすい。
万歩計も、10000歩は目安になるのでオススメ。
運動を何もしていない人は、
「運動をしていないからやる気がでない。やる気がでないから運動をしない。」
というジレンマがあるので、まずは運動を習慣化できる仕組みを作ることも必要。
たとえば、簡単なもの。楽しく感じるもの。興味のあるもの。誰かと一緒に始める。など
実際に運動をはじめてみて
私は、2013年9月からランニングをはじめて、継続しています。
元々運動する習慣のない人なので、色々工夫しながらやっています。
みなさんも、運動をしていない方は、ぜひ運動はじめてみてください。
ダイエットなどだけでなく、よい効果はほんとうにたくさんあります。
本書を読んでいただくと、運動にこんな効果もあるのか!と驚かれると思います。
私も最近は体が疲れを感じることが減ってきたり、いつも気分がよいなど、効果も実感しつつあります。
今後ブログで、私が実際にランニングを始めてみた体験も書いてみようと思います。
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