永井孝尚『100円のコーラを1000円で売る方法』を読んで

書店を徘徊していた時、『100円のコーラを1000円で売る方法』というタイトルにひかれて買った本です。

中身はストーリー仕立てのマーケティングの入門書といった感じです。

マーケティングは興味はあるのですが詳しく学んだことがないので、このような読みやすい本はとっつきやすくて助かりますね。

 

 

内容は一般的に正しいと思われている物事の捉え方が、本質的には間違っているということに徐々に気づいていくというお話。

「お客さんの言うとおりにしているだけでは顧客満足は0以上にならない」というところが印象的でした。

お客さんの要望に答えるだけでは、実はお客さんのことを「本当に」考えていないのでは?

お客さんの望んでいることの本質を捉えて、自分(自社)でしかできないアプローチで、期待以上の提案をすることで本当の価値が生まれるということです。

普段お客さんに接する自分はどうだろうか?と思い返してみると、確かに日々仕事を続けていく中で、御用聞きになってしまっている部分もあると感じました。

価値という言葉の本質ってなんだろう、そんなことを改めて考えるきっかけになりそうです。

 

マーケティングの入門書としてはとても読みやすくていいと思います。

巻末に参考文献リストもあったので、コトラーやマイケル・ポーターなど、気になっていたけど手がついていなかった本を読んでみようと思います。

 

ちなみに100円のコーラを1000円で売っているところは・・・

なるほど、あそこなら1000円でも買いそう。笑

 

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