動画編集初心者のYasuです、こんばんは。
今僕は、Youtube動画を作成するために、Adobe Premiere Proを使って動画の編集をする練習をしています。
動画編集を始めたころ、購入した周辺機器がありました。
それは「クリエイター向けモニター」です。
なぜモニターをわざわざ購入したのか、
動画編集向けのモニターとはどういうものなのかを解説していきます。
一般向けモニターは色のことを考えられていない
パソコンのモニターだけでなく、スマホのディスプレイやテレビなども含めて、
デジタル映像を表示するものってたくさんありますよね。
ちょっと思い出して欲しいのですが、同じ画像を表示していても
微妙に色が違ったりすることってありますよね。
機材や環境によってちょっとずつ色が違ってしまうんです。
でも、写真や映像を仕事にしている人が、最終的に表示されるときにどんな色になるか
想像もできないようではまともに仕事できませんよね。
なのでクリエイターが使うモニターは、「ちゃんと色のことを考えられたもの」でなくてはいけません。
ゲーマー向けならTNパネルがいいよねとか、静止画ならIPSパネルがいいよねとか
そういうところからさらに一歩進んだところの検討をする必要があります。
クリエイター向けモニターの条件のひとつ「高色域」
市場を見渡してみると、「クリエイター向けモニター」と謳われた商品があります。
クリエイター向けというのは、基本的な表示品質がいいことに加えて、
表示できる色域が広いということが挙げられます。
色域(しきいき)というのは、モニター上で表示可能な色の範囲のことを指します。
写真向けに定義されたものでは業界標準的な「sRGB」を始め、「Adobe RGB」「DCI-P3」とか、
映像向けだと「Rec.709」「Rec.2020」などがあります。
※Rec.709は、現在のHDTVで利用されている規格。
たとえばモニターのスペックで「Rec.709 100%」と書いてあった場合、
「Rec.709で製作された映像の色は全て”正確に”表示可能」ということになります。
逆に100%でない場合、
製作者の意図とは違う色で表示されてしまう部分が出てくる、ということになるわけです。
だいたい合ってればいいよ、で済むような用途ならいいのですが、
製作者側の心構えとしては、初心者でも最低限のレベルは気にしておいたほうがよいかと思います。
ちなみに一般向けのモニターは、業界標準とも言えるsRGBですら、100%表示できないものも多いようです。
(というか、そもそも色域について表記されていないことがほとんど)
まずはsRGBやRec.709を99%以上表示できるようなモニターを探すのが良いようです。
AdobeRGBやDCI-P3はsRGBよりも色域が広く表現の幅が広いのですが、
これらに90%以上対応したようなモニターは、かなり高価になります。
※Apple製品はDisplay P3という高色域な独自規格。
初心者でも購入しやすいクリエイター向けモニター
では実際にどんなモニターを購入すればよいのか。
クリエイター向けモニターと言えば、「EIZO」ブランドが有名ですね。
プロの現場でも使われることが多いのですが、
このEIZOさんのモニター、めっちゃ高いです。
参考までにCS2740-X(映像製作向けモニター)だと
4K解像度、27インチサイズ、カラーマネジメント対応、DCI-P3 91%カバー、
というスペックで、約30万円です。
初心者が手を出せる価格ではないですね。。
BenQのSW271Cは、
Adobe RGB 99%、sRGB/Rec.709 100%、DCI-P3 90%対応で約18万円。
これはなかなか優秀ですが、それでもちょっとお高いですよね。。
そこでもうちょっとグレードを下げてsRGB/Rec.709 99%以上くらいにすると、
5万円台くらいから見つけることができます。
僕が購入したのはASUS PA279CVというモニターも、5万円台のものです。
sRGB、Rec.709 100%、DCI-P3 81%で、工場出荷時にキャリブレーションも行われています。
※キャリブレーション=モニターごとの個体差を調整すること

これまで普通の一般向けモニターを使っていたんですが、その表示品質の差に驚きました。
iPhoneやiPad Proにも引けをとらない美しさです。
映像を始めることがきっかけで購入したものですが、
写真編集や、動画鑑賞などすべてのことに影響があるので満足度はかなり高いです。
動画編集をしっかりと身につけて仕事にできるようになれば
さらに上のグレードへとステップアップしていきたいですが、
まずはこのモニターからスタートしていきたいと思います。
ではまた。
コメント