ロードバイクっていろんな楽しみ方がありますよね。
スポーツとして走れば爽快感があって気持ちいいですし、トレーニングにもなります。
輪行やロングライドで旅をするのもいいですよね。
ロードバイクで旅をするなら、そこに「キャンプ」の楽しみを加えてみてはいかがでしょうか。
今日はロードバイクで行く「キャンプ」の始め方について紹介していきます。

サイクルキャンプの楽しさ
キャンプとは、「一時的に野外で生活を営むこと」を指します。
たとえば、バーナーや焚き火を使って調理したり、星空を見ながらテント泊をしたりすることです。
都会の喧騒から離れ、自然と触れ合いながら寝食をすることで、非日常感を思う存分に味わうことができます。
そんな非日常空間へ行くときに、どうせならロードバイクで行けたら最高だと思いませんか?
エンジンではなく、自分の足で大自然の環境までたどり着くという達成感まで味わうことができるんです。

初心者は「キャンプ場」に泊まろう
キャンプと言うと、山や森の中にテントを張るのをイメージするかもしれません。
でも、いきなりそんなエクストリームな環境に行かなくても自然を楽しむことはできます。
まずは設備の整った「キャンプ場」をうまく利用して、野外生活に慣れていきましょう。
キャンプ場には、整地されたテントを張れる場所があり、水道やトイレなど、社会的な生活に必要なものがある程度揃っています。
利用者はお金を払ってそれを使わせてもらうというシステムになっています。
薪や火をおこす道具を売っていたり、テントや調理器具を貸してくれるところもあります。
Webサイトでも案内されているので、事前に調べておきましょう。

どんなロードバイクでもキャンプはできる
キャンプ場まで行く自転車は、どういう自転車がいいのでしょうか。
基本的にはどんな自転車でも良いのですが、それぞれの特徴に合わせたスタイルがあります。
最も荷物を増やせるのは、ツーリングに特化した「ランドナー」と呼ばれるタイプの自転車です。
キャリア付きで、前後両サイドにパニアバッグを搭載、その積載量は、世界一周旅行などでも対応ができるほどです。
ランドナーのように、キャリアがつけられるとかなり積載量を増やせるんですが、実は取り付け不可のバイクも多いんです。
クロモリならまだしも、カーボン製のロードバイクだと、キャリアをネジ止めするダボ穴がありません。
シートポストもカーボンだったりすると、キャリアをつけた際の重量や力のかかり方にカーボンが耐えられないんですね。
キャリアをつけると全体的な車重もかなり重くなってしまうので、スポーツ自転車としての爽快感が失われてしまいます。

バイクパッキングがオススメ!
せっかくロードバイクでキャンプをするなら、爽快感を失わないほうがいいですよね。
最近はそんなニーズに応えて、ロードバイクの爽快感を失わず、積載量を増やすことができる、大型のサドルバッグなどが出てきました。
「バイクパッキング」と呼ばれるジャンルですね。
これらのバッグ類は、ネジではなくマジックテープやバンドでフレームに固定します。
キャリアを使わないので、どんな自転車でも対応が可能です。
自分のお気に入りの自転車で、泊まりがけロングライドやキャンプツーリングを楽しめるようになってきたんです。

キャンプに最低限必要な「住」装備
バイクパッキングでロードバイクの積載量を増やせるとは言え、キャリアを使った装備よりはずいぶん持っていけるものは減ってしまいます。
自転車の走行性能的にも軽い方がメリットが多いので、持っていくものは極力厳選したいものです。
超重装備で山に向かうのは大変ですからね・・・

そんなキャンプ装備のオススメは、登山に使われる「ウルトラライト」と呼ばれるジャンルのギアたちです。
山に登る人も軽量コンパクトな方がいいので、自転車とも相性がいいんですよね。
モンベルなどの登山にも強いアウトドアショップに行けば、自転車に対応したキャンプ道具にたくさん出会えます。
食事はコンビニや外食などで対応するとして、単にテント泊するなら、この3つがあればなんとかなると思います。
- テント
- シュラフ(寝袋)
- スリーピングマット
これらを全部モンベルで揃えると10万円コースなので、予算を抑えたい方はアイテムによって安物を使い分けましょう。
まずはこれらの装備でキャンプを始めてから、少しずつ「クッカー」や「焚き火台」などの楽しみを増やしていくとよいと思います。

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