105からアルテグラへ。リアディレイラーを自分で交換して120km走ってみた感想

リアディレイラーを105(RD-5800)からアルテグラ(RD-R8000)に交換しました。

リアディレイラーを交換した理由、自分で交換した感想、120kmほど走った感想などを紹介していきます。

なぜリアディレイラーを交換したのか?

1ヶ月後に出場する榛名山ヒルクライム「ハルヒル」に向けての準備の一環でした。

ヒルクライム大会に出場するのに、最近練習をサボってしまっていたんです。

これではレースの完走すら危うい・・・

そう思った僕は考えました。

「もっと大きなギアをつければ、きつい坂でも回せるだろう」と。

大きなギアをつけると、より少ない力でペダルを回転させることができるので、スピードは遅くなりますが、登りが楽になるのです。

貧脚は乙女ギアに頼るのが一番なのです。

しかし、僕のロードバイクについているリアディレイラーは、5800シリーズの105のショートケージモデル、RD-5800-SSです。

このRD-5800が対応できる最大丁数は28Tまで。

現在すでに11−28Tというカセットスプロケット(CS-5800 11-28T)を装着済みだったのです。

フロントクランク/ギアも、50−34Tというコンパクトクランクを使っており、これ以上小さい設定はありません。

これ以上ギア比を小さくするには、リアディレイラーの交換して最大丁数を増やすしかないのです。

幸いにも、新シリーズの105 / R7000およびUltegra / R8000シリーズは、30Tに対応できるディレイラーがあります。

シマノの11速用コンポーネントは、シリーズや世代が違っても装着できることが多いんです。

そんなわけで、5800系105を採用している僕のロードバイクに、R8000系Ultegraのリアディレイラーを取り付けることしたんです。

SHIMANO Ultegra RD-R8000-SS シマノ アルテグラシリーズのリアディレイラー

交換したのはリアディレイラー、チェーン、スプロケのリアの駆動系セットです。

もちろん全部シマノ製品で固めました。

色々いじって経験のある人は、変わったメーカーのものを試してもいいと思いますが、初めて交換するならシマノに統一しておくのが無難です。

安定のシマノ。

  • リアディレイラー:SHIMANO RD-R8000-SS
  • チェーン:SHIMANO CN-HG901
  • カセットスプロケット:SHIMANO CS-R8000 11−30T

RD-R8000-SSは、30Tまで対応可能なシマノ アルテグラシリーズのリアディレイラー、ワイヤー引きモデルです。

チェーンはシマノ11速の最高モデルで、DUEA-ACEグレードです。

チェーンは価格にあまり差がないので、奮発してみました。

リアディレイラーを自分で交換するときの注意点

今回、せっかくなので自分でパーツ交換をしてみることにしました。

シマノ11速コンポ同士での交換だったので、交換作業はすんなりいきました。

普段からメンテナンスなどでバイクを触っているなら、問題なくできるとレベルの作業だと思います。

具体的な交換方法はシマノマニュアルのほか、GoogleやYoutubeでいくらでも出てくるのでそちらを参照していただければと。

ここでは僕が苦労したポイントだけお伝えしたいと思います。

一番苦労したのは、流用したインナーワイヤーをアウターケーブルに通すところです。

これはワイヤーカッター必須だと言っても過言ではありません。

僕はワイヤーカッターを持っていなかったので、ワイヤーをペンチで切ったんです。

その結果、切断面がほつれてアウターケーブルに通すのにめちゃくちゃ時間がかかりました。

アウターケーブルの内側を傷つけることにもなるので、いいことはないですね。

ワイヤーを流用する場合も、新しいものを使う場合でも、ワイヤーの切断はしなければならないので、ワイヤーカッターは必須ですね。

高くないので買っておきましょう。(僕も後で買いました)

チェーンの長さやディレイラーの調整はマニュアルを読みながらできますが、こちらも注意点がひとつあります。

R7000 / R8000からディレイラーの形状が大きく変わり、その結果チェーンの長さが変わっているんです。(シャドータイプと呼ばれる形になりました)

そのため、古いディレイラーの説明を見て作業をすると、チェーンの長さを間違ってしまいます。

ネットで適当に調べて、同じ11速だからと古いシリーズのマニュアルを見てしまうとダメってことですね。

対応するディレイラーを調べてから作業するように気をつけましょう。

120kmほど外で走ってみた

交換してから、荒川サイクリングロードを走りにいきました。

走りながら変速フィーリングの変化も意識してみましたが、やはり違いがわかりますね。

105と比較して違いを感じたのは以下のようなことです。

  • 音の違い 105「カチッ、シャカッ」アルテ「コッ,カッ」
  • 変速ショックが少なく、105よりスムーズに反応する
  • 交換したのはリアだけだが、効果を感じられた
  • ペダルにトルクがかかっていてもすんなり変速できる

今回の交換のきっかけは30Tという大きな丁数のギアをつけたかったからですが、変速性能のアップも十分に感じられたのは嬉しかったですね。

変速性能が上がると、シフト操作のストレスが下がるんですよね。

ということは、こまめな変速を行っても苦にならないわけです。

最適なギアを選んで走れるということは、足への負担軽減につながります。

嬉しかったのは、4つ目に書いた「ペダルにトルクがかかっているときの変速」です。

105(5800)のときは、ペダルを踏み込んだ状態のときに変速しようとすると「ガガガガガゴリッ」っていう音と共にゆっくり変速するんですが、アルテだとそれがかなり軽減されます。

「ガガッカッ」くらいで、かなり軽快に変速してくれます。

ペダルのトルク調整は必要だと思いますが、うっかり踏み込んだ状態でもスムーズに変速してくれるのはありがたいですね。

ほかにも、ディレイラーの形状が変わり「シャドータイプ」と呼ばれるものに変わったのも特徴です。

スプロケの下に潜り込むような形で取り付けられるため、右側に転倒した時にディレイラーをぶつけにくくなりました。

転ばないに越したことはありませんが、うっかり転んでしまっても被害が出にくいというのは助かりますよね。

コンポの部分アップグレード大満足でした!

今回リア周りのコンポーネントを部分的にアップグレードしてみましたが、結果的に大満足でした。

コンポのアップグレードは、快適さ向上やストレス軽減に効果がありますが、全体を変えるのはなかなか大変です。

パーツによる差はあると思いますが、部分的な交換でも違いを感じられるのは嬉しいですよね。

リアディレイラーの交換は、BBやSTIレバーに比べれば、必要な工具も少なく比較的かんたんな作業だと思います。

初めての方にもオススメですよ。

あ、ワイヤーカッターだけは忘れずに買っておきましょう!

この記事を書いた人

ITコンサルタント/Webメディアクリエイター。自転車とカメラと料理が好き。
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