Realforceで親指シフトに挑戦 東プレ高級キーボードレビュー

奮発して高級キーボードを購入したので、ご紹介致しましょう。

高級キーボードを購入した理由

僕は長年、IBMの英語キーボードを愛用していました。

わざわざ英語キーボードを選んでいたのは、日本語キーボードだとローマ字打ち用、かな打ち用などの文字がキートップにたくさん書かれていて「美しくない」という理由だったんですよね。

しかし、自宅以外ではほとんどが日本語配列のキーボードを使うことになります。

英語配列のキーボードは、アルファベットと数字の配列は日本語キーボードと同じなのですが、記号の配列が若干違います。

使うキーボードに合わせて思考パターンを少し切り替えなければならず、ちょっと面倒に感じていたのですよね。

最近では「かな」を印字していない日本語配列キーボードも増えてきたので、わざわざ英語キーボードを使う理由も少なくなったため、日本語キーボードに統一することにしたのです。

そこで、以前から挑戦したいと思っていた「親指シフト」も試すことにしました。

打鍵数が少なく、入力効率が高いと言われる入力方法で、文字入力の効率を重視するユーザーに人気があります。

その親指シフトに最適と言われるキーボードがRealforceだった、という流れで購入に至りました。

東プレ Realforce91UBKの紹介

東プレ Realforce91UBKは、見た目は至って普通なキーボードです。

「東プレ」というメーカーは、打ちやすいキーボードが欲しいと思って探したことがある方は聞いたことがあると思います。

キーボードマニアの間で「いつかは東プレ」と言わしめる、究極の日本語キーボード。

特殊キーなどは一切ない「ごく普通のキーボード」にもかかわらず、1万円台半ばの価格設定。

価格.comなんか見ると、他のキーボードと比べて群を抜いて値段が高いにも関わらず、このRealforceシリーズは上位に位置しています。

それはなぜか。

その答えは、東プレ独自の「静電容量無接点方式」キースイッチをはじめとする、入力のしやすさや耐久性などをとことん追求した、「キーボードとしての基本能力の高さ」にあります。

ちょっとよくわかりませんね。(汗)

入力に余計な力を使わないように設計されている、といった感じでしょうか。

車で言うと「高級セダン」に相当すると言う方もいます。

コンシュマー向けとしてはニッチかもしれませんが、業務用では銀行の窓口業務をはじめとして、かなり実績があるようです。

Realforce91UBKの気に入った点

個人的に気に入った点は以下の3点です。

1.静電容量無接点方式

なんじゃこりゃーという漢字だらけのネーミングが、技術オタクの心をがっちりキャッチです。

電気的な接点を持たないので、故障率を下げる効果があります。

興味のある方はググってみてください。

2.キーの押下圧力が場所によって違う

小指で入力するキーは軽く、ESCなど意志を持って押す必要があるキーは重くなど、変加重設計がされています。

3.めっちゃ重い

なんとこのキーボード、1.2kgもあります。

最近は薄く軽いキーボードが多く、安定性に欠けるのが気になっている方に朗報です。

個人的にノートPCのキーボードが何となく打ちやすいと感じていた意味がわかりました。

重いということはちょっとやそっとでは動いたり歪んだりせず、安定感があるために打ちやすいことに繋がります。

全体的には安定感がありながらも、軽いタッチで気持ち良く打てるキーボードです。

所有する満足感も高いと思います。

長く使っていきたいですね。

親指シフトについての説明

さて、今回購入した目的はあくまでも「親指シフト」を実践することでしたので、少し親指シフトについても触れておきます。

親指シフト入力というのは、キーボードの日本語入力方式の一種です。

日本語入力形式というのは、通常「ローマ字入力」とか「かな入力」と呼ばれているもので、その名の通り、日本語を入力するときに「どのようにタイプ(打鍵)するか」を決めたものです。

最近の傾向では、ローマ字打ちが「アルファベット配列のみを覚えればいい」という点で優位性があり、かな入力の割合が減っているようです。

しかし、母音と子音の2キーを打鍵する必要のあるローマ字入力よりも、1キーの打鍵でひらがな1字入力できるかな入力のほうが、効率がいいことはわかりますよね。

親指シフトは、かな入力をさらに効率よくしたようなキー配列になっていて、2文字ずつ割り当てられたひらがなキーを、親指に割り当てたシフトキーで切り替えながら打鍵します。

ポイントは、ローマ字入力やかな入力時にはあまり使わない「親指」を多用することです。

さらにシフトキーを多用することで、かな入力のように日本語が4段に渡ることもなく、ローマ字入力とほぼ同じキー数ですべてのひらがなを入力できるようになっています。

少ない打鍵数、使用する指の分散などを中心に考えられた「日本語をしゃべるように」入力できる方式なのです。

ローマ字入力で100打鍵する必要がある日本語を入力する場合、打鍵数にこれほどの差が出てきます。

  • ローマ字入力 100
  • かな入力 80
  • 親指シフト 60

仮に打鍵速度が同じだとすると、親指シフトではローマ字入力の60%の時間で入力できるということです。

これを聞くと、挑戦してみたい!という人も多いのではないでしょうか。

Realforceで「親指シフト」に挑戦してみる

今回Realforceという高級キーボードを購入したのは、親指シフトの入力効率をさらに引き上げるためです。

一生モノのキーボードを手にした喜びは大きいものですけどね。

というわけで、購入してさっそく親指シフト用にカスタムをしました。

カスタムと言っても、親指シフト練習用に「かな」がふってあるシールを張り付けただけです。

色々調べてみると、親指シフト用にキーアシストを追加するものもあったのですが、量販はされていないこと、ノートや会社のPCでも実践する必要があるので、通常のキーのままで練習することにしました。

ラベルシールにキー配列通りに印刷しただけです。

切り出しと張り付けがちょっと雑なのはご愛嬌、最終的には外すので無問題です。

親指シフトの練習はまだ始められていないので、早くとりかかりたいですね。

しばらくやってみて、またここで報告したいと思います。

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