OM-Dでのポートレート撮影用に、新しいレンズを購入しました。
今回購入したのは、撒き餌レンズとして名高い
「M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8」です。
マイクロフォーサーズ用の中望遠レンズで、
非常に安価ながら、よく写りよくボケると評判のレンズです。
今回はこのレンズの特徴と、購入した経緯などを紹介していきますよ。
M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8とは
まずは、今回購入したレンズ
「M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8」を軽く紹介していきましょう。
マイクロフォーサーズというミラーレス一眼の規格を採用している、
オリンパス純正の単焦点レンズです。
オリンパス製のレンズの中では中間グレードの「PREMIUMシリーズ」に属します。
マイクロフォーサーズにおいて45㎜という焦点距離は、
35mm換算だと90㎜相当の中望遠レンズとなります。
さらに絞り開放F1.8という明るいレンズのため、
ボケにくいと言われるマイクロフォーサーズのカメラでも、とてもよくボケます。
このレンズの最大の特徴はコストパフォーマンスのよさです。
新品でも25,000円程度という、一眼レンズにしては安価な価格設定で、
オリンパスの「撒き餌レンズ」としても有名です。
特徴や用途もわかりやすく、小型軽量で安価ということもあって
「ママのためのファミリーポートレートレンズ」という謳い文句で売られています。
お子さんの遊んでいる姿を、ちょっと遠くから狙いつつ
背景をボカして撮る、みたいな用途にはピッタリのレンズですね。
M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8を購入した経緯
実はこのレンズ、以前所有していたことがありました。
もう5年以上前のことになりますが、初めての一眼カメラ(LUMIX GX-1)を使っていた頃、
最初に購入した単焦点レンズがこの「45mm F1.8」でした。
当時は一眼カメラに慣れるためにズームレンズを使わず、
20mmと45mmの単焦点レンズのみで頑張っていた頃。
足で画角・焦点距離を掴むために動き回っていたものです。
2013年の写真。(Panasonic DMC-GX1 + M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8)
その後、
2015年にOM-D E-M5 Mark IIを購入したことをきっかけに、現在のメインで使っている
「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」に一本化していきました。
当時はスナップを撮ることがほとんどだったので、中望遠の単焦点レンズに使いにくさを感じていたんですよね。
利用頻度がかなり下がってしまったので、手放すことにしたんです。
そんな一度は手放したレンズを買い戻すきっかけになったのは、
人物やポートレート撮影に取り組み始めたことでした。
オリンパスの写真講座でモデル撮影をしてみて、
もっと背景のボケる中望遠の単焦点レンズが欲しくなったんです。
性能のいいズームレンズを使ってはいますが、
単焦点の良さをもう一度手にしたくなってきたんですよね。
なぜM.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8を選んだのか?
さて、ではなぜ「M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8」を選んだのか。
どうせなら使ったことのないレンズを買うこともできたわけですが、
あえてこのレンズを選んだのには理由があります。
まずはじめに選択肢を見ていきましょう。
マイクロフォーサーズの中望遠単焦点レンズは、
多少画角や絞りに差異がありますが、以下のようなラインナップになっています。
- OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
- OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO
- Panasonic LUMIX G 42.5mm/F1.7
- Panasonic LEICA DG NOCTICRON 42.5mm / F1.2
これを見ると
オリンパスとパナソニックが作っている、
絞りF値はF1.8(1.7)とF1.2がある、
ということがわかると思います。
では、メーカーから見ていきましょう。
ここでは基本的に、カメラ本体と同じメーカーを選ぶ方多いと思います。
一応、パナソニックのレンズもOM-Dで使えますが、
デザインの統一性がなくなりますし、
レンズ側のボタンやピントリングがうまく動作しなかったりします。
どうしてもこのレンズが欲しいというこだわりがなければ、
純正レンズが無難だと思います。
僕はオリンパスレンズを優先したいので、今回パナソニックの検討はしていません。
次に、F1.8かF1.2かというところですが、
このF値の違いによって生み出されるのは「価格差」です。
F1.8は新品でも25,000円、中古なら2万円を切る価格で手に入りますが、
F1.2は新品だと120,000円、中古でも10万円ほどします。
実に五倍もの差があるんです。
確かにF1.2は写りもよくてボケますし、
PROレンズなので防塵防滴仕様、AF/MFクラッチもついてとても使いやすいレンズですが
スペック上は絞り1段分しか違わないものに、
これだけの価格差を出せるかということに尽きると思います。
で、今回はコストパフォーマンスを優先して
F1.8でガンガン撮っていこうということにしました。
(まだ写真にホイホイ10万円とか投資できないので・・・)
以前所有していたこともあってF1.8の実力は知っていますから、安心して購入できますしね。
F2.8と比べても、1+1/3段分明るくなるので、効果は十分にあると思っています。
以前はPanasonic機との組み合わせでしたから、OM-Dとのタッグで使うのが楽しみです。
F1.2は、ポートレートで稼げるようになったら買うぞ!
さいごに
旅行やイベント撮影などの場合は
画角の調整しやすいズームレンズが重宝するんですが、
ポートレート撮影などのピンポイント使いだと
やはり単焦点レンズの良さが際立ちます。
画質やボケのみならず、
画角が固定されることで、相手との距離感が調整しやすく感じるんですよね。
オリンパスユーザーで、中望遠の単焦点が使ってみたいと思っている方へ。
45mm F1.8は、とても優秀なレンズです。
発売が2011年と年数が経っていることもあって、
中古でもかなりの数が出回っていて、価格がこなれているのもいいところ。
とても安価なので、まずは使ってみることをオススメします。
純正レンズフードもオススメ
ちなみに、別売りの純正レンズフード(LH-40B)もオススメです。
使わないときは裏返して収納もできます。
問題は価格(約3,000円)です。
レンズが安いだけに、フードの値段が高く感じてしまうのが難点ですね…。
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