バイクパッキング用のサドルバッグのレビューをお届けします。
僕が使っているのは、Topeak BackLoader 10L(トピーク バックローダー 10リットル)です。
購入して1年ほどですが、泊りがけで行くロングツーリングで何度か利用してきました。
大型のサドルバッグはこれしか使ったことがありませんが、特に不満もなく、満足しています。
地味だけどコストパフォーマンスに優れているので、使いやすいと思いますよ。
それでは紹介していきましょう。
トピーク バックローダーの特徴
Topeakというメーカーは、みなさんもご存じのことでしょう。
バッグ以外にもいろいろなギアを販売しているので、スポーツ車に乗っている人なら何か一つくらいはお持ちではないですか。
そのTopeakさんが作るギアって、こんな印象がありますよね。
- 黒と黄色のデザインで比較的地味
- 堅実で当たり外れが少ない
- 手ごろな価格
- 販売店が多い
このバックローダーも例に漏れず、
地味で堅実でお手頃でそこら中のお店で売ってます。(誉め言葉)
店頭でも見られる機会が多いというのは、道具を選ぶ際の大きなメリットでしょう。
特筆すべきは、そのコストパフォーマンスのよさ。
人気のあるアピデュラのサドルバッグと比べてなんと半額以下!
それでいて、大容量サドルバッグとしての機能はまったく問題ないレベルだと感じています。
【防水機能について】
本体は丈夫な生地でできていますが、防水ではなく、防水インナーバッグが付属しています。
インナーバッグに詰め込んだ後、逆止弁から空気を抜いて、本体に差し込むという流れになります。
空気を抜くと荷物がガチガチに固まるので、型崩れもしにくく、安定感も増すので、なかなか便利な方法だと思います。
本体にインナーバッグを詰め込んだあとに隙間ができるので、僕の場合は着替えやマリンシューズなどをねじ込んでいます。(インナーの外は防水ではないので注意)
10Lサイズってどのくらい入るの?
先日行った伊豆諸島ツーリング(3泊4日)では、これだけのものがこのバッグに入っていました。
- 着替え類
- タオル
- マリンシューズ
- 洗濯用品
- コンパクトチェア
- 電池・電源コードなど
- メガネ
- 予備チューブ
- 髭剃りなど
- バーナー・クッカー
- 鍵
- 折り畳みバッグ
- パンフレット
サドルバッグ以外では、フロントバッグにカメラ類、ナップザックにはウインドブレーカーや輪行バッグを入れてました。
上記の物を詰め込んで、重量は約5kg。
重さ的にはもう少し行けそうですが、容量的にはパンパンでこれ以上入れるのは辛いくらいでした。
キャンプとか料理をしない人はもっと荷物減らせるので、その分余裕ができます。
数泊程度の荷物なら10Lで十分間に合うと思います。
後ろばかり重くなるのはよくないので、ハンドルバーバッグやフレームバッグにも分散することを考えると、15Lクラスってかなりデカいんじゃないかなぁ。
途中で折れないためのカスタム
ここで、僕がトピーク バックローダー10Lに対して施してあるカスタムについてご紹介しましょう。
このバッグを買ったばかりのツーリングの時のことです。
バックローダーの上に三脚を乗せて走っていたんですが、重さに耐えきれずに、だんだん真ん中から折れたような形に崩れてきました。
三脚の重さは1kgほどあるので、上の写真はかなり無茶な積み方をしています。
下がった部分がタイヤに当たりそうで心配でしたし、何よりカッコ悪いですよね。(この時は仕方なかったんだ・・・)
この「中折れ問題」、慣れてくれば荷物の入れ方を工夫するなどで対処も可能ですが、僕はちょっとしたカスタムで強化しています。
バックローダーの底面には、補強シートが入っています。
でも本体がロール式になっているので、バッグの半分くらいまでしか補強シートが入っていないんです。(写真だと黄色いロゴがあるあたりまで)
目一杯詰め込んだ時に、重量配分や詰め込み方が甘いと、ここを境目にして折れてしまうわけです。
なので、補強シートを足してみました。
PP板を買ってきて、底面に合わせて切り抜きます。
本体内側の底面に、補強シートが入っている部分があるので、ベルクロを開いて、自作の補強シートを突っ込みます。
PP板はそれほど硬くありませんが、横方向に丸みを持たせれば、縦の曲げには強くなります。
バッグを詰め込み気味にすれば、縦方向にいい感じにサポートが効くんです。
途中で折れてしまうことが多いという方には、オススメのカスタムです。
ピンと上に伸びたサドルバッグはカッコいいですよね!
トピーク バックローダー 10L 所感まとめ
主な特徴とカスタムについて書いてきましたが、改めて所感をまとめると、こんな感じです。
- サドルバッグとしての機能は全く問題ないが、特筆するギミックもない
- 店頭で見て買えるので安心
- 10Lは宿泊を伴うツーリングに使いやすいサイズ
- とにかく安い
- 地味で特徴のないデザイン
- 横揺れは許容範囲内、取り付け方次第で対応できる
- 防水機能はインナーバッグに頼るので、フル防水が必要な方は他を検討しましょう
無難なデザインで価格も安いので、「とりあえず大容量サドルバッグを使ってみたい!」的な方にはオススメしやすいですね。
これを使っていくうちに、いろいろ欲しいものとか出てくるので、それからアップグレードを考えるのでもいいかと思います。
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