【伊豆諸島ライド 2018GW】”御神火“三原山へのヒルクライム【Liveその5】

2018年のゴールデンウィーク、伊豆諸島にツーリングに来ています。

Liveその4で、伊豆大島一周を開始しました。

大自然を肌で感じながら走るのは心地よく、自転車でしか味わうことのできない大島を満喫しています。

大島公園の休憩所に貼ってあったマップによると、ここから三原山へのルートがあるとのこと。

計画では西側にある元町から登るルートを往復しようと考えていたんですが、このルートを使えば、島の中心部を横断する形で三原山クライムができそうです。

いいショートカットになりそう。

現在地の大島公園は標高約100m、ヒルクライムのゴールは、バス停のある山頂口(555m)まで。

標高差450m、獲得標高は約500m、約10kmの道のりになります。

大島公園でゆっくり休憩して、補給もできたので、意気揚々と登り始めました。

大島公園を出発したあと、ここまで下って来た道を少し戻って「あじさいレインボーライン」という道を登って行きます。

その名前の通り、道の脇には紫陽花がたくさん生えています。

季節になれば美しい景色が見れそうですよ。

あじさいレインボーラインに入ってすぐに、特別天然記念物の「大島のサクラ株」がありました。

通りすがりで写真は撮ったものの、木が多すぎてどれかわかりませんでした…orz

行き当たりばったりの旅はこういうこともありますね…

桜株を過ぎれば、あとはひたすら登るだけです。

ヒルクライムは、高負荷がかかった状態で黙々と登ります。

肉体も精神もあまり余裕はなく、景色も林道が続くばかりなので、写真もあまり撮っていません。

ズシリと重いペダルをゆっくり回しながら、トレーニングのように無心で登り続けます。

黙々と孤独にヒルクライムをしている時の感覚は、マラソンに似ています。

「長時間持続可能だけど、決して楽ではない負荷」をかけ続ける。

このとき、極度な集中状態になっていきます。

これがヒルクライムの辛さであり、楽しさでもあります。

ふと、

路肩のカラスに警戒されていることに気がつきました。

カラスの脇には、ウサギの亡骸。

車にでも轢かれてしまったのかな。

僕が近づいてくると、カラスは鳴き声をあげて、こちらを威嚇してきます。

あぁ、わかったわかった、取らないってば。

普段はあまり見ることのない光景に、自然の営みをリアルに感じつつ、また黙々とペダルを回し始めます。

車通りも少ないため、エンジンのような大きな音はありません。

聞こえてくるのは鳥の声、草木のざわめき、チェーンの擦れる音、そして自身の呼吸音。

静かに、しかし熱い気持ちを心に秘めながら、じりじりとペダルを回し続けます。

山頂口にそろそろ着きそうな頃、急に景色が開けました。

突然の三原山登場に思わず

「おぉーーーっ!」

と声をあげてしまいます。

火口に向かって広がるだだっ広い高原。

黒い火山灰と緑のコントラストが美しく、非日常感ハンパないです。

この場所は歩道もあって、表示板も置いてあるので、登っていればすぐにわかると思います。

歩道の手すりに自転車を立てかけて、写真撮影。

程なくして、山頂口に到着です。

かかった時間は、出発から約1時間ほど。

大島公園から山頂口までは平均勾配5%、距離も10kmと短いので、ヒルクライムに慣れた方なら、スイスイと登れてしまうと思います。

山頂口に到着したのは15:30過ぎで、このくらいの時間だともう人もあまりいませんでした。

登山目的の人は、もっと早い時間に来るんでしょうね。

山頂口には、売店やトイレ、展望台があるので、休憩がてら、周囲をぐるっと回ってみました。

残念ながら海側は霞んでいて、隣の島や本土は見えず…。

トイレの近くに自転車ラックもあるので、自転車を置いて火口までは行くことも出来ますが、今回は時間の都合で行けず。

景色がとても良さそうだったので、次回はぜひチャレンジしてみたいですね。(よく晴れた日に…)

代わりに、近くの展望台まで登って記念撮影。

これこれ、三原山ってこういう形だったよね。

1986年の噴火は僕もなんとなく記憶がありますし、ゴジラ誕生の地としても知られる三原山。

こうして来れてよかったなぁと、しみじみ思いました。

次回はちゃんと登りたいなと。

さて、ここからはダウンヒルです。

時間もあまりないので、さっくりと下りましょう。

4kmほど登ってきた道を下ってから、向きを変えて東海岸へと向かいます。

12kmの下りを、27分で下りました。

僕はダウンヒルでもあまり飛ばさない方ですが、それでも登りと比べれば約2.5倍のスピード。

あっという間に、元町の宿に到着です。

ふー、三原山、堪能した。

さて、今日の宿は「ペンション MINAMOTO」さんです。

ネットでの評判が高かったので、楽しみです。

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ITコンサルタント/Webメディアクリエイター。自転車とカメラと料理が好き。
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