最近、会社の近くにいい駐輪場を見つけたので、自転車通勤を再開しました。
人によって距離や時間は違うと思いますが、僕の場合は往復で約1時間、20kmほどの乗車時間になります。
運動不足の解消には十分な運動量ですが、トレーニングとしては一定以上の効果はないと考えています。
どういうことか説明していきましょう。
運動不足の解消にはちょうどいい
自転車通勤は、日ごろ運動不足の人にとっては、かなりいいトレーニングになると思います。
通勤するだけで数十分~小一時間程度の有酸素運動ができるので、時間の節約にも適しています。
自転車通勤中は、リラックスしてペダルを回し、呼吸を整えながら乗ることをオススメします。
低負荷の運動を日常的に行う、ジョギングのような捉え方をするといいと思います。
それだけでも有酸素運動の効果で、脂肪燃焼や心肺能力の強化が見込まれます。
また、自転車に乗る頻度を多くとれるので、自転車の運転技術や交通マナーも向上します。
では、自転車通勤にそれ以上の負荷を求める場合はどうでしょうか?
公道で激しいトレーニングは危険
自転車通勤において「トレーニング」を優先させた乗り方は危険です。
そもそもトレーニングというのは、肉体や精神に負荷をかけて能力の向上を目的とする行為のことです。
運動能力をさらに上げようとする場合は「負荷」を上げる必要があります。
ランニングで言うと、長距離を走ったり、全力走を何本も繰り返したりすること(インターバル走)などが負荷のかかるトレーニングです。
負荷トレーニング中は心肺機能や脳にも負担がかかるので、安全な場所で行わなければなりません。
ここまで言えば、お察しかと思いますが
通勤中に負荷トレーニングをするのは、まず無理です。
車や歩行者が通る公道で、全力でペダルを回したり、心拍数を限界値近くまで上げるのはとても危険だからです。
脳にも負担がかかるので判断力も鈍るため、危険運転以外の何物でもありません。
トレーニングは公道ではなく、安全が確保された道やローラー台などで行うものと考えたほうがよいでしょう。
(通勤で毎日50kmとか走るなら持久力はつきますね!)
自転車通勤の役割を考える
自転車通勤は低負荷の運動を日常的に行えるもの、と考えるのがいいと思います。
会社に到着するまでに少し汗ばむ程度の運動量がちょうどいいのではないでしょうか。
汗だくのままのビジネスウェアで仕事・・・というのもあまりよくありませんしね。
運動不足の解消や、筋肉を緩めて体の調子を整える効果を目的とするのが適切だと考えています。
自転車通勤とトレーニングは別物。
ガチなトレーニングは、家に帰ってからしっかりやりましょう。
コメント