
【追記】サポート切れした現在でもまだ使えるか?について加筆しました。
2017年の年末にSurface Pro 4(サーフェスプロ4)を買いました。
だって型落ちの展示処分品でめっちゃ安かったんだもの。
Surface Pro 4の発売は2015年10月。
すでに後継機種も発売されていますが、旧機種のレビューをしていきますよ。
なぜMacからSurfaceに変えたのか?
僕はもともと長らくWindowsユーザーでしたが、モバイルでMacbook Airを持ち始めて2年、その後Macbook Proを1年間使ってきました。
Macは、iPhoneやiPadとiCloudで自動的に連携したりと、親和性が高いのでとっても便利なんですよ。
でも当時のMacbook Proは高級すぎて、持ち運びしてガシガシ使うのに躊躇してしまったんですよね。
その割にメインパソコンとしては、デスクトップの才能には及ばず、価格の割に性能不足を感じていました。
全部盛りカスタムなら対抗できたかもしれませんが、とても高くて届かず。。
その後、モバイル性を優先して、お気に入りだったMacbook Airに戻してみました。
しかしRetinaディスプレイに慣れてしまったおかげで解像度が狭く感じるようになり、使いにくさを感じるように。
昔はこれで十分だったんですが、人間はどんどん便利な方に流れてしまいますね。
そんなときに出会ってしまったのが、投げ売りされていたSurface Pro 4です。
新しいSurface Proが発売されたので、店頭展示品が安く売られていたんですよね。
価格はなんと新品の4割程度でした。
それでも付属のOffice365は問題なく1年分サブスクリプションできたし、メーカー保証だってちゃんと1年間ついてきました。(当たり前ですが)
少々バッテリーと液晶がへたっているくらいで、傷もなく見た目は新品同様で手に入れました。
これはいい買い物をしました。
パソコンを変えるタイミングって、こういう出会いも大事なんですよね。
高解像度でタッチ対応PCは貴重
実は過去にもSurface Proを検討したことがありました。
タブレットとしても使えるパソコンということで、当時Macbook AirとiPadを同時持ち(計2kg)していた僕は真剣に購入を検討してました。
MacはタブレットPCを出さないって公言していますしね。
[Link]Surface Pro 4を真面目に検討中。Macbook Airの置き換えになるのか?
その後の2年間でiPadは持ち歩かなくなって手放してしまいましたが、今でもタブレットがあれば便利であることも確かです。
Windowsタブレットでも、KindleやPDFリーダー的に使うこともできるし、専用のペンも付いて手書きに対応しているので、タブレットに求められることはだいたい実現できます。
汎用的に使えるパソコンで大きくて高解像度なタッチディスプレイを搭載したものはあまり多くありません。
製品としての完成度も高いSurface Proはかなり貴重な存在です。
Microsoft純正キーボードは買わなかったけど問題なし
純正のキーボードは今のところ買っていません。
もともとiPhone用にBluetoothキーボードを持ち歩いていたので、そのまま接続を切り替えて使えばいいかなと。
あの純正キーボード、意外と重いし。
Surfaceの持つ軽さとタブレットとしての特徴をそのまま生かすならキーボードは純正でなくてもいいかなと思います。
外付けキーボードを切り替えて使っているとちょっと面倒だなと感じるのは、WindowsとiOSでキー動作が違うところですね。
たとえばiOSはCommandとCやVを使ってコピペしますが、WindowsだとCommandはWIndowsキーで、コピペはControlを使います。
iOSで言語切り替えするときはCapslookですが、Windowsだとalt+~だったり。
ショートカットやファンクション系は慣れないと迷いますね。
Surcaceはクラムシェル型のノートPCのようにパソコンをパッと開いてすぐに文字入力!っていう使い方はできませんが、今のところ煩わしさは感じていません。
重くて高い専用キーボードつけて利便性を取るかどうかは、好みの問題かなと思います。
個人的には、外せるんだからわざわざノートPCと同じにしなくてもいいかなと。
タブレット型のものは軽くしてフットワークを上げたい派です。
ペン入力は良好で楽しい、実用化したい!
専用のタッチペンの使い勝手がかなり良くて、Surface独自のギミックとしてかなり気に入りました。
マウスの代わりとしても使いやすく、手書きメモとしても十分に実用的です。
汎用のタッチペンと違って専用設計なので、快適さは段違いです。
OneNoteなどの対応アプリなら、画面に手が触れてもタッチと認識されない状態になるので、手書きメモがとても捗ります。
僕はまだ本格的には実用化までは至っていませんが、手書き入力を活用したい方は店頭で専用タッチペンをぜひ試してみてください。
スピーカーが驚きの性能!
一番意外な性能を発揮していたのが、スピーカーです。
あまりに普通すぎて気にならなかったほどで、ある日「そういえば、これ音普通にいいな」と。
音圧もあって普通に「聞ける」音でしっかりと鳴らしてくれます。
音量を上げてもビビらず、小さくて薄い筐体の中によくこれだけ鳴らせるものだなと感心しました。
低音はたしかに弱いですが、外付けモニターのしょぼい音とは比較にならないほど、ちゃんと音を鳴らしてくれます。
これはいい意味で裏切られたところですね。
やっぱりテザリングは面倒、回線付きがほしい!
持ち運んでモバイルでガシガシ使うタブレットという性質を考えると、LTEに対応して欲しかったですね。
SIMカードのない普通のPCなので、必然的にWiFiやテザリングで使うことになります。
この作業、手間に感じる人も多いのではないでしょうか。
回線付きのiPadの時はこの辺が楽だったんですよね。
今後eSIMが世界的に普及すれば、対応するSurfaceも出てくるかもしれません。
メモリ4GBはやっぱり厳しい、でも安かったからガマンする!
今回購入したのはCPUがi5、メモリ4GB、SSD128GBの比較的市場ではスタンダードに出回っていたモデル。
i5なので処理能力はそこそこあります。
物足りなさを感じるのは4GBメモリで、今回選んだモデルで最もボトルネックになりそうです。
メモリ4GBという容量だと、アプリを並列で動かしたりブラウザでタブを何枚も開いて使うと、あっという間にメモリを消費して重くなります。
今時はWebサイトも重くなってますからね。
PhotoshopやLightroomといったヘビーなアプリは単体でも辛い雰囲気です。
Windows、Mac含めてどんなパソコンもそうですが、これからパソコン買うなら8GBが最低ラインですね。
今回のSurfuceは特価で買ったので、割り切ってモバイル用で使っていこうと思います。
高解像度のWindowsはまだ課題あり
Surface単体なら問題なさそうですが、外付けモニターを繋いだりする人は注意しておくといいかもしれません。
Surfaceは12インチ2736×1824という解像度なんですが、僕は自宅で27インチのWQHD(2560×1440)モニターに繋いで使っています。
この2つを比べるとモニターサイズと解像度にかなりギャップがありますよね。
Windowsは、繋いだディスプレイごとに文字の大きさを設定できるんですが、この切り替えがイマイチ。
それぞれのモニターで設定はしているものの、メニュー枠や文字が大きすぎたり小さすぎたり、ウィンドウのメニューのサイズも不自然な大きさで表示されたりして、完成度の低さが気になります。
Macに比べてWindowsはOS的に高解像度化が遅れていると言われています。
ハードもソフトもAppleが作成するMacは、Retinaディスプレイが登場して期間も長いこともあって、高解像度対応がかなり自然でした。
一方のWindowsは様々な解像度の商品が存在していて、主流はいまだにフルHD(1920×1080)なんですよね。
今後の改善に期待したいですね。
完成度は高い。安くなった旧機種オススメです!
Surface Proはハードの質感もしっかりしていて、Windowsパソコンとしての完成度はかなり高いと思います。
タッチやペン入力を使ってみたい人には、特にオススメです。
Pro 4は2015年の端末ですが、シンプルな作業をするには十分な性能があります。
ディスプレイやスピーカーはなかなか素晴らしいので、格安で見つけられたら検討してみるのもいいかも。
(追記)2022年現在、Surface Pro 4はまだ使えるか?
(2022年2月追記)
本記事を読んでいただいてありがとうございます。
検索からそこそこアクセスがあるようでしたので少し追記を。
Microsoft純正として安心して使えるWindowsタブレットは貴重ですよね。
ただPro 4はもう随分古い機種になってしまって、MSのサポートも終了しています。
OS/Windows10のアップデートは適用されますが、Windows 11には対応していません。
OS以外のドライバやファームウェアは更新されず古くなっていきますから、安定性やセキュリティが損なわれて行くことが考えられます。
Surfaceでない、比較的安価なWindowsタブレットもそこそこ出回っているので、他の機種も選択肢に入ってくるのではと思います。
個人的には中国のCHUWIも面白いかなと。
コメント