誰が言ったか忘れましたが、「健全なる精神は、健全なる肉体に宿る」という言葉がありますよね。
僕はこの言葉になぞらえて「健全な心は、健全な身体から生まれる」と考えています。
心が弱ってしまったとしても、健全な肉体を維持していれば、いずれ復活できるという考え方です。
逆に言うと
身体まで弱ってしまったら、心を元気にすることが、より難しくなってしまう
ということです。
心は、時間が癒してくれたり、人に導かれることで回復したりもします。
しかし回復したいときに、身体がガタガタの状態では、ポジティブな思考も出てこないというものです。
心が疲れたり、弱気になっているときに注意すべきは、健全な身体を維持することです。
良くないことは重なることがある
僕は昨年の秋から春先までずっと「調子が悪い状態」が続いていました。
骨折、生活習慣の乱れ、転職活動、トラウマと自責の念。
これらが一度にやってきて、頭が処理しきれなくなったんです。
とにかく頭が一杯で、ブログや学びの活動など「クリエイティブなこと」がほとんどできなくなりました。
自転車でツーリングに出かけたりすることもなく、アクティブな部分も影を潜めました。
休日は家に引きこもって、誰とも会わず、SNSにも顔を出さなくなりました。
普段のサラリーマンとしての仕事で精一杯だったんです。
組織変更で職務内容に変化が生まれてきていた時期で、仕事環境の負荷も上がっていました。
仕事は定時で終わっていましたが、それだけで自分のすべてを使い切ってしまって、後はもう何もできない状態でした。
辛い時は身体を整える
過去の僕では鬱になって引きこもってしまっていたのでは、と思うほど辛い毎日でした。
それでも僕がギリギリのところで社会的な生活を保っていられたのは、最低限の健康を維持することに集中するようにしたからです。
健康の大原則は「睡眠・食事・運動」です。
不安な時は、ストレス解消で気を紛らわすために食生活や睡眠時間が乱れてしまいがちです。
心が弱っているところに、さらに身体の健全さまでもが失われてしまうと、さらに面倒なことになります。
暴飲暴食、夜更かしによる睡眠不足、運動はそもそもしていないという生活では、単に不健康で力が出ないのか、気持ちが追い付かなくて力が出ないのかわかりませんからね。
身体を健全に整えてさえいれば、復活したいと思ったときに力が出ます。
その時のために、最低限の健康を維持しておくことがポイントだと考えています。
食事・睡眠・運動の三原則を気を付けよう
僕が一番気を付けたのは食事です。
自炊環境を整えて、狭いキッチンでも効率よく料理ができるようにして、自炊の頻度を上げました。
外食ではどうしても炭水化物と脂質、添加物の摂取も多くなってしまいがちです。
自炊で栄養のあるものをバランスよく食べることで、健康維持に努めるようにしました。
運動は普段の通勤で往復40分ほど歩く程度、睡眠は極端に短くならないように気を付けました。
気持ちは沈んでいましたが、身体は健康、この状態がしばらく続いたのです。
その結果、春になったら自然とアクティブさを取り戻していきました。
時間と、季節が僕の気持ちを動かしてくれたのかもしれません。
ブログをまた書くようになり、自転車で通勤をするようになり、休みにはツーリングにも出かける予定です。
こうしてすぐに元気になれたのも、辛い間じっと耐えながら、それでも最低限の健康を維持するようにしてきたおかげだと思っています。
健全な心を取り戻すために
外食が中心の人は、自炊をして栄養や食材について考えてみるのもいいかもしれません。
睡眠不足の人は、思い切って早く寝てみるといいかもしれません。
運動不足の人は、ウォーキングから始めてみるといいかもしれません。
心と身体は密接に関係しているものです。
心が辛いときは、身体のケアをしっかりとしておきましょう。
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