長い距離を走ると、自転車ってかなり汚れるんですよね。
途中路面が泥になっているところを通ったおかげで、フレームの裏側なんかはかなりヒドイことになっています。
室内保管しているなら、普段の生活ホコリもかなり溜まってます。
こういうのって、日頃のメンテナンスでは、なかなか落としづらいんですよね。
たまには水洗いをして、全体綺麗にしてあげたいものです。
でも、思いっきり洗車ができるようなガレージや庭がある人ばかりではありません。
都心の集合住宅に住んでいる人の場合、自分の部屋以外の敷地は自由に使えないことも多いのです。
僕の住んでいるマンションも手狭なので、洗車をするのは難しいと考えていました。
車のセルフ洗車場みたいなのも近くにないし、なにかいい方法がないかなと。
そこで思いついたのが、ベランダ洗車です。
灯台下暗し。
やってみると意外と簡単で、狭いベランダでも普通に洗車できました。
しかも、専用の道具いらずで手軽にできるんです。
僕のやっているベランダ洗車の方法を紹介していきましょう。
ロードバイクをベランダで洗車するのに必要なもの
バケツ、ウエス、ブラシ、中性洗剤、オイル。
自転車のベランダ洗車に必要な道具は、これくらいあれば十分です。
特別なものは、必要ありませんよ。
ベランダに水場がなくても、バケツがあれば大丈夫。
- バケツ:水汲み用。5リットル以上のものが使いやすいと思います。
- ウエス:車体に水をかけたり、こすって汚れを落としたり、拭きあげに使います。
ギア周りを触ると油を含んでしまうので、2種類用意して使い分けるといいでしょう。1つはスポンジでもOK。 - ブラシ:ギア周りなど、こびりついた汚れを落とすのに使います。
もう1本、使い古しの歯ブラシがあると、細部の手入れに便利。 - 中性洗剤:台所用洗剤でOK。
- オイル:洗車後、チェーンの錆止め用にオイルアップをします。
普段使っているものでも問題ありませんが、ワコーズのチェーンルブのような水置換性のものがベター。
▲ワコーズのチェーンルブは、水と油を置き換えてくれる「水置換性」という性質を持っています。
濡れたチェーンに吹き付けておくと、水分を飛ばしてくれるというスグレモノ。
ほかにはゴム手袋などがあると、洗剤や怪我から手を守れるので利用推奨です。
(これを撮影した時は手袋をしてませんでしたが、フロントギアで手をざっくり切ってしまいました・・・)
ベランダでロードバイクを洗車する方法
基本的には、衣類の洗濯と同じで洗浄・すすぎ・脱水で進行していきます。
ベランダ洗車に限ったことではありませんが、ポイントは「油汚れの少ないところから始める」です。
道具に油が触れてしまうと、油汚れのないところまで油がついてしまいますからね。
このルールを守っていれば、まぁ、適当でも大丈夫です。
- 自転車を、ベランダに出します。
周囲に水が飛び散るので、濡れてはいけないものや洗濯物などがないか注意しましょう。
階下にしぶきが飛んでしまうので、柵の外も問題ないか確認しておきましょう。場合によってはゴミ袋などでガードするとよいです。 - バケツにぬるま湯を汲んで、中性洗剤を入れて泡だてます。水5Lなら、ワンプッシュくらいで十分に泡立ちます。
- 泡だてた洗剤をウエス(またはスポンジ)に含ませて、自転車の上から少しずつかけていきます。
いきなりギアやブレーキに触ってしまうと油汚れが他のところに移ってしまうので、できるだけ上の方や油汚れが少ないところから始めます。 - 泥汚れの多いところは多めに水をかけながら、綺麗なブラシで軽くこすります。
泥が残っている状態で強くこすってしまうと、砂とブラシで傷を作ってしまうので、多めの水分と優しいブラッシングを心がけます。 - スプロケットやクランクなど、ギア周りは油汚れが強いのでブラシを使います。
チェーンも同様に、ブラシを使ってガシガシ磨きます。チェーンやスプロケは消耗品と思って割り切りましょう。 - バケツをすすいで、綺麗なぬるま湯を汲んできます。洗剤を洗い流すように、上から水をかけていきます。
- ウエスを固くしぼって、軽く車体を拭きあげます。ここでもギアは後回しです。
- チェーンの水気を拭いたら、オイルを差しておきます。水置換性のオイルなら、なお良しです。
- 自転車を裏返しにして、車体を揺すって水気を落とします。
フレームの中に水が入っているかもしれないので、しばらく逆さにしておいてもよいでしょう。 - しばらく天日干しして水気を飛ばしたら、完成です。
各パーツのサビを防ぐために、天気のよい日の日中帯に行うのがベターです。
春~夏ならあっという間に乾きますよ。
ロードバイクのベランダ洗車 まとめ
自転車の洗車は、車と違って水の量も勢いも必要ありません。
狭いベランダでも、水場が遠くてホースが使えなくても、ちょっとしたスペースがあればできます。
道具も100均で揃うレベルなので、気軽に試してもらえると思います。
綺麗になった愛車を見るととても気持ちいいですし、そのままどこか走りに行きたくなってしまいますよ。
走ると、また汚れるんですけどね。
▼普段のメンテナンスや洗車時に大活躍のマイクロファイバークロス。
TARO WORKSさんのは生地も強いし、コスパよくてオススメ。
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