ロード乗り憧れの地、渋峠ヒルクライム!日本国道最高地点へ!【2017夏】

白根山 渋峠ヒルクライム開始!

草津の街を越えると、いよいよ渋峠へのヒルクライムが始まります。

草津の街を出て早速、川から温泉が湧いているところ(西の河原)がありました。草津は温泉町ですし、象徴するような景色が見れて思わずテンションが上がります。天気もいいので足取りも軽く、比較的スイスイと進み始めました。

標高が上がるにつれて、少しずつ景色が変わってきました。

草木の高さが低くなる「森林限界」が近づいている証拠です。非日常的な景色って、なんだかわくわくしてきますよね。

気持ちとは逆に、体力は確実に削れていっています。徐々にペダルが重くなり、腰に痛みを感じ始めました。僕は腰が痛くなるとスピードがかなり落ちてしまうので、ツライ時間帯です。

天候にも変化が起こり始めました。少しずつ雲行きが怪しくなり、山全体が厚い雲に覆われつつあります。まだ頂上には時間があるので、晴れ間を期待しつつ、ゆっくりとペダルを回し続けます。

渋峠の名物看板が登場しました。

この看板も見たかったものの一つなんですよね。「こんなとこ、自転車で通って大丈夫なの?」って、不安になっちゃいますよね。「殺生河原」という硫黄が噴出する地帯を国道が通っているので、このような看板が立っています。

危険を伝える駐停車禁止の標示と、岩肌むき出しの不気味な風景、そして立ち込める強烈な硫黄の匂い。ここはヤバいところだ、と思うには十分な条件です。早く離脱しましょう。

硫黄の匂いがキツすぎるので、ここは本当に立ち止まりたくなかったですね。

景色はなかなか見所なのですが、撮影はアクションカムに任せて、スピードを上げて駆け抜けました。(この区間、登りは比較的緩やかです)

坂と寒さと霧に立ち向かえ!

つづら折りになっているところでは、コーナーを曲がったところでこんな登りが頻繁に登場します。

足がフレッシュな状態ならまだしも、もう何時間も登ってきているので、精神的ダメージがハンパ無いです。森林限界で高い植物などの障害物がないので、余計に道がはっきり見えるのが憎いです。

たまに晴れ間から光が射すと景色の彩度が上がり、高原らしい美しい風景に目を奪われます。ずっと登りで苦しい中で、少し心が落ち着く瞬間です。

天空へ向かってどこまでも続く坂を、少しずつ登っていくようです。

目前には暗く厚い雲が立ちはだかります。嫌な予感を感じながらも、それでも目前の坂をひたすらじりじりと登ります。帰りの足も残しておかなければならないので、スピードを上げることができません。苦しい時間が続きます。どのくらい登ってきたのか、もはやわからなくなってきました。

こういうときは「僕はなぜ坂を登っているのか?」など、哲学っぽいことを考えてみたりするものです。

自転車は前にしか進みません。ペダルを回した分だけ確実にゴールに近づいているのです。自分のいる位置が、自分の努力の結果なのです。

頂上の少し手前でレストハウスがあり、しばし休憩です。

もうすぐ峠の頂上ですが、補給はできるときにやっておいた方がいいですからね。ここでは栄養ドリンクでドーピングをしつつ、スポーツドリンクを補充しました。

目の前に温度計があったので見てみると、9月初旬の昼間なのに、なんと12度!

そりゃー寒いわけですよ。標高が高いのもありますが、雲がかかって周りが霧に覆われていていましたからね。

止まっていてもそれほど寒さは感じなかったので、そのまま走り始めました。

しかし…

下りがしばらく続くところがあり、ものすごい勢いで体が冷えていきました。

たまらずダウンベストと冬用グローブを装着。これがないと、先に進めなくなりそうなほどでした。夏期でも2000m級に挑む時は装備を怠ってはいけないという学びになりました。

長い登りの疲れと体温の低下に耐えつつ、数メートル先も見えないほどの深い霧の中を進みます。

下っているところでは、見えない道に高速で突っ込んでいく気分で、ドキドキでした。

そして、ついに!

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