
ワンルームの狭いキッチンで苦労されている方、いらっしゃいませ。
ミニマルキッチンで料理を楽しむ自炊男子のYasuです。
ワンルームのキッチン、狭くて使いづらいですよね。
この際、狭キッチンと短縮してしまいましょう。
一度にできることが限られてしまうので、めっちゃ効率が悪い。
それが狭キッチンの特徴です。
僕はある方法で料理の効率を圧倒的に上げることができました。
これをやったことで、何品かを同時に作ることもできるようになりました。
さっそく紹介していきましょう。
同時に使える電気調理器を増やすのがポイント
ポイントはどうやって電気調理器をつかいこなすか?にあります。
僕の家にはIHヒーター、電気ケトル、オーブンという3つの電気調理器があります。
これらをいかに効率よく使っていくかがポイントです。
最大限に活用するなら、当たり前ですが、全部同時に使うのがいいですよね。
IHヒーターでベーコンを炒めつつ、
オーブンでパンを焼きながら、
電気ケトルで沸かしたお湯でスープを作るとか。
でも、狭キッチンはコンセントの数も少ないですし、
分岐したとしても一度に使うとブレーカーが落ちてしまいます。
これらを同時に使うためにはどうすればいいのでしょうか?
ブレーカーの容量を上げる

家庭にはブレーカーというものがあって、これが電気の流量をコントロールしています。
規定以上のA(アンペア)が流れた時に、ブレーカーが落ちて電気を遮断する機能を持っています。
これは一度にたくさん流れないようにすることで安全性を高めたり、流量を調整して電気料金の調節するのが役割です。
消費電力の大きな機器を同時につかうときには、このブレーカーの容量がポイントになります。
先ほど挙げた調理器具(IHヒーター、オーブン、電気ケトル)は、すべて1000Wオーバークラスです。
電気で加熱するタイプの調理器具の消費電力は、たいてい1000Wオーバーですね。(ドライヤーとかも)
アンペアを単純計算すると、1000W×3個で3000W、日本の家庭用の電圧は100Vなので、30Aです。
(100V×A数=W数です。覚えてますか?)
狭キッチンのあるような単身用のマンションだと、最初からついているメインブレーカーは20Aか30Aだと思います。
(上の写真だと左端の大きく40Aと書いている灰色のブレーカー)
このブレーカー、電力会社に連絡すれば大きいものに取り替えてもらえます。
メインのブレーカーを40Aまで使いたい場合は、基本容量を40Aに変更すればいいということです。
電力会社にお願いして契約変更手続きをして、ブレーカーを変更してもらえればOKです。
(ただし、基本容量を上げると基本料金もちょっと上がります)
エリアごとのブレーカー容量も考える
で、ここまでは一般的にもよく知られている話です。
しかし事はそう単純ではありません。
普通ブレーカーは、各エリアごとに分かれています。
もう一度ブレーカーの写真を見てみましょう。

左がメインのブレーカーで、40Aと書いてあるので、部屋全体としては40Aが使えるということです。
右側についているのが各エリアごとのブレーカーです。
電灯、洗濯機、ミニキッチンヒーター、ミニキッチン、クーラーと書いてあります。(電灯=居室です)
実は、右側のブレーカーもそれぞれ15Aという制限があるのです。(配線が耐えられる熱量が理由だと考えられます)
1箇所で15A以上を使ってしまうと、そのエリアのブレーカーだけが落ちます。
ミニキッチンのコンセントで、電気ケトルとオーブンは同時に使えない、ということになります。
※IHヒーターは独立してブレーカー(「ミニキッチンヒーター」ブレーカー)がついているので、併用可能です。
ですので、1000Wクラスの電気調理器は基本的に1箇所に一つだけ、ということになります。
でも、オーブンとケトルを同時に使いたい。
そんなときはどうすればよいでしょうか?
答えは簡単です。
他の場所から持ってくればOKなのです。
別のエリアからキッチンまで延長コードで引っ張ってくれば、問題解決です。
居室から延長コードでオーブン用の電源を設置
引っ張ってくるエリアは、自分の生活習慣などから考える必要があります。
僕は、「居室(電灯ブレーカー)」の電源使用量があまり多くなかったので、居室から延長してこようとしました。
実は最初、居室内のキッチンから近い壁のコンセントから引こうと思ったのですが、なんとミニキッチンと同じブレーカーだったという罠がありました。(苦笑)
壁のコンセントとブレーカーは必ずしも1対1ではないのでお気をつけください。
仕方なく、部屋の奥から長い延長ケーブルを壁際にずるずると引いて、キッチン後方のオーブンまで配線しました。

ブレーカーごとの担当分けはこんな感じになります。
- 「ミニキッチンヒーター」ブレーカー:IHヒーター
- 「ミニキッチン」ブレーカー:電気ケトル
- 「電灯(居室)」ブレーカー:オーブン
これで、
オーブンでパンを焼きながら、IHヒーターでベーコンを炒め、ケトルでコーヒーのお湯を沸かす
という感じで、すべての加熱調理器具を同時に使えるようになりました。
作業効率が上がって、狭いキッチンでも手際よく料理ができるようになりましたよ。
さいごに

ちょっとした工夫で狭いキッチンも使いやすくなります。
特に電気調理器具を増やすのは効率的にオススメなので、試してみてはいかがでしょうか?
電子レンジ/オーブン、電気ケトルや、IHヒーターを追加するのもいいですね。
実際にやってみると、上で紹介したように「居室側の一部とキッチン側のブレーカーが同じだった」みたいなことがあるので、ご自身の部屋とブレーカーをよく調べてみてください。
メインブレーカーの容量アップは、ご利用の電力会社に問い合わせれば、容量アップしてくれます。(基本料金が少し上がるので注意)
消費電力の高い調理器具を多数使用する場合は、延長コードの質に気をつけたり、燃えるものを近くに置かないなど、十分に注意してください。
僕はいつもパナソニックの扉・パッキン付きのものを使っています。使いやすくてオススメです。
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