
通勤や街乗りなどで活躍しているクロスバイク、GIANT ESCAPE RX3(ジャイアント エスケープRX3)を納車してから、1年が経ちました。
初めてのスポーツ自転車ということで、峠やサイクリングロードに行ったり、アフターパーツを取り付けたりと、色々なことに挑戦してきました。
愛車との思い出を振り返りつつ、これまでの1年間でやってきたカスタムをご紹介します。
ESCAPEシリーズやクロスバイクカスタマイズの参考になればと思います。
▼購入から5年経って、11速化した記事もぜひ見ていってください。
【0ヶ月目】納車直後はほぼノーマル状態
▲2016年2月末、ESCAPE RX3の納車直後の姿。
新宿のワイズロードさんで購入し、初期調整をしてもらってからの納車でした。
この段階では車体と同時購入した、純正スタンド、ライト類、ボトルケージのみです。
初めてのスポーツ自転車で、軽快に走るのがめちゃめちゃ楽しくて、そのまま近所を10kmほど走り回りました。
↓TOPEAKの定番ボトルケージですが、頑丈で使いやすかったです。
【2ヶ月目】春のロングライドで一気にカスタム
▲納車から2ヶ月後の姿。
4月の後半、GWにはロングライドをしたいと思っていたので、ここで一気にカスタムをしました。
走行性能を高めるための23Cタイヤ、疲労軽減のためのバーエンドバー、撮影のためのカメラマウント、一眼カメラを積むためのフロントバッグを追加しています。
↓タイヤを変えるのは、お手軽で効果もわかりやすいカスタム。Panaracerは初心者にもオススメ
↓コンチのチューブは今でもロードバイクで使っているほど愛用しています。
↓ハンドルポジションを追加できるバーエンドバーはクロスバイクの長距離走では必須かも。
↓最近はいろんなマウントが出たので選択肢多くていいですね。
↓フロントにバッグがあると何かと便利です。特に長距離を走るときには。

これらの装備をひっさげて、東京〜秩父の手前まで往復140kmのロングライドを敢行。
でも残念ながら、片道分の疲労で足が売り切れてしまって峠を登りきれず、秩父にはたどり着けませんでした。
道中でロードバイクの人の後ろを走りながらダンシング(立ち漕ぎ)を覚えたり、ロングライドのペース配分のコツを体得しました。
しかし、140kmなんて距離はロードバイクでも大変な距離なのに、よくクロスバイクで走ったなぁと思います。。
PanaRacerのタイヤとバーエンドバーがなければもっと早く引き返していたかもしれません。
【3ヶ月目】サドルバッグを追加してトラブル対処ができるように
▲納車から3ヶ月後、荒川サイクリングロードを攻めていた頃の写真。
荒サイで、前を走るロードバイクに必死でついていったり、他の人がどんなふうに走るかを観察したりしながら、自転車の乗り方を覚えてきた時期でした。
この頃にはサドルバッグを追加したので、工具やタイヤチューブなどを常時携帯できるようになりました。
ちなみに僕は、自転車を購入してから1年以上パンクしなかったのに、初めてパンクした時は同じ日に2度パンクすることになりました。
その時は雨で路面の状態も悪く、ホチキスの針でパンクして、修理したもののタイヤに食い込んだ針が取りきれていなくて、2回続けてパンクしたのでした。
パンクは運が強く絡むので、みなさまご用心ください。
(悪路は避けよう!そして、チューブは2本くらい持っておこう!)
↓TOPEAKの定番サドルバッグ、最初の1個におすすめ。防水ではないのでジップロックと併用しよう。
【6ヶ月目】ライト類をアップデート、サイクルコンピュータ追加
▲納車から約半年後の姿。
アルミ製ボトルケージを2つ追加しました。
夜に走ることも増えたので、USBで充電できる少し明るめのヘッドライトと、テールライトを追加しています。
↓ボトルケージは見た目重視です。
↓今だに予備として使い続けているライト、夜でも明るい都内を走るならこれでOKです。
↓テールライトも予備として所持。キャットアイはマウントが共通で助かります。
ブログ記事としては書いていませんが、実はこの時期サイコンも付けてました。
当時使っていたCATEYEのサイコンは、不具合が多すぎてレビューしづらかったんですよね。
センサーとサイコンのみで動かすスタンドアローンモードなら問題ないのですが、Bluetoothでスマホと連携させようとすると、途端にうまくいかないことが増えました。
せっかく走ったのに、後で見て計測できてなかったりするとかなり凹むので、スマホ連携は諦めてスタンドアローンで使うことにしました。
↓スピードとケイデンス(回転数)くらいは見れると走りやすいです。
【7ヶ月目】慣れてきたらポジションも考えてみる
▲納車10ヶ月くらいまではこの形が続きました。
一般的なクロスバイクと異なるのは、細い23Cタイヤとバーエンドバーによる、走行性能を意識したセッティングです。
▲ハンドルのポジションは低めにセッティング。
純正ステムを逆付けして、角度を下向きにしています。
ハンドル位置が低くなると、前傾姿勢が強くなり、より「走り」を意識したポジションになります。
ハンドルポジションの変更は、無料でできるかんたんチューニングなので、走りを攻めたい人にはオススメです。
純正パーツの範囲でいじるくらいなら、変なポジションにはならないと思います。
【8ヶ月目】ロードバイクへの憧れ

僕がクロスバイクを買った時は、「ロードバイクはちょっとガチすぎてまだ早いかな・・・」とか思っていました。
でも乗り始めると自転車が楽しくなって、もっと速く・遠くという気持ちが強くなってしまいました。
まだ買ってから1年経ってないし、今のクロスバイクで楽しもう!という思いで乗っていました。
とはいえ、カスタムしているとロードバイクのようなパーツをつけてみたい、とも思うようになりました。
ESCAPE RXは、ロード用のコンポを搭載したモデルもありますし、たいていのロード用パーツがつきますからね。
この頃は、Tiagra/ティアグラクラスのロードバイク用コンポーネントに載せ替えたいなぁとか、ドロップハンドル化とか、結構真剣にロードバイク化を考えていました。
色々調べたり考えてみたものの、「クロスバイクはどうやってもロードバイクにはならない」ということがなんとなくわかってきて、モチベーションがダウンしてしまいました。
後になって、ロードバイクに乗り始めて改めて理解しましたが、やっぱりクロスバイクとロードバイクは別物。
それぞれの役割や使い所があるので、使い分けがよいかと思います。
↓結局、Ultegra/アルテグラで11速化するまで至るのですが、あくまでクロスバイク。
【10ヶ月目】ロード購入をきっかけに通勤自転車モードへ

クロスバイクを購入してから10ヶ月後の、2016年12月にロードバイクを購入しました。
これをきっかけに、これまでロードバイク寄りにカスタムしていたESCAPE EX3を、一旦標準の状態に戻しました。
懐かしの28Cタイヤです。
街乗りを中心に通勤にも耐えるように、純正フェンダーを取り付けました。
ボトルケージやライト類、サイコンはロードバイクへ転用しました。
▲自転車通勤をしてみるとわかるのですが、標準のアルミペダルだと革靴との相性が最悪なんです。
アルミペダルの角が当たって靴底やアッパーに傷がついてしまうので、ラバーコーティングのペダルに変更しました。
↓ラバーコーティングペダルは革靴に最適です。現在も所有。
▲通勤に使う自転車ということで足回りも一新。
25Cの耐パンク性能の高いタイヤ「Panaracer ツーキニスト」と、コストパフォーマンスがいいことで知られるSHIMANOのコスパ最強ホイール「WH-RS21」に換装。
同時にカセットスプロケットの丁数を11-32Tから11-28Tに交換しました。
この時期に少し通勤時間が短縮されたのは、これが原因のはず。たぶん。
↓Panaracer ツーキニスト、重いけどブロックパターンで全天候走りやすかったです。
↓ネットで一時期話題になったコスパの鬼ホイール「WH-RS21」、現在も所有。
↓ギア比は走行シチュエーションや脚力によって変わるので、いろいろ試すとよいです。
▲キャットアイ純正のフロントフォークマウント(Vブレーキ用)を見つけたので、
フェンダーと共締めにしてライト位置を変更しました。
フロントライトがバイク中央の低い位置につくので、とても使いやすいです。
↓個人的にかなりお気に入りパーツ。ハンドル周りもすっきりします。
▲サドルはトラブルがあったので、純正と同じVELOのサドルに交換しました。(現在はSELLA ITALIA X1)
安全性を重視してテールライトをリフレクターつきの大型のものへ。
↓サドル沼へようこそ。
↓リフレクター兼用なので、電池切れでも安心。ナイトライドはこれ2個点けて走ります。
▲自転車通勤、ちょっと事情があってお休みしました。
ロードバイクを購入したあとでも、通勤というESCAPE RX3が活躍できる場所ができて嬉しいです。
街中だとスピードよりも乗りやすさが重視されるので、クロスバイクの方が向いているかなと思います。
ロードバイクは駐輪場所に困りますし、色々と不便に感じることも多いです。
【11ヶ月目】パーツをつけるだけがカスタムじゃない
▲パーツを取り付けるだけがカスタムではありません。
ハンドルバーをカットして、幅を狭くしています。
クロスバイクで通勤するようになってハンドルの幅が気になり始めたので、パイプカッターを購入してカットしました。
▲元の長さは580mmで、両端20mmずつ2回カットして、現在は500mmですね。
フラットバーの場合は、肩幅より少し広めがいいようです。
超かんたんに切れるので、幅が広いと思っている人はお試しあれ。
↓このパイプカッター、不用品処理なんかでも役に立つのでオススメ。
ESCAPE RXカスタム 1年間のまとめ

いかがでしたでしょうか?
思い返してみると、思ったより盛大にカスタムしていて驚きました。
ロードバイクが来てからも、変わらず愛情を注ぎ続けられているのは、自分が気に入って買った大好きな自転車だからだと思います。
現在も街乗りや通勤で大活躍していますが、もし予算の都合が付けば、コンポーネントのアップグレードを検討したいと考えています。
クロスもロードも11速で統一できると、色々やりくりできて便利なのになぁ、なんていう妄想をしています。
メンテナンス面では、シフトやブレーキのワイヤー類の交換もチャレンジしてみようと思います。
新戦力のホイール、RS21はカップアンドコーンというハブを使っているので、オーバーホールもやってみたいですね。
まだまだ楽しめそうなESCAPE RX3です。
この記事がみなさんのクロスバイク、ESCAPE RXのカスタムの参考になれば嬉しいです。
<2021年5月追記>
購入から5年が経ち、2020年末にコンポ総入れ替えの大幅アップデートをしたので、改めて紹介記事を書きました。
こちらもぜひご覧ください。
コメント
とても参考になりました。
このブログを何度も見て自分もRX3を昨年購入し
て自転車ライフを送ってます!
ふみさん、こんばんは!
何度も見てくださってありがとうございます。
RX3って、色々な方向性にカスタムができるので、ぜひいじってみてくださいね!
よい自転車ライフを~(≧▽≦)ノ
初めまして。
楽しく拝見させて頂きました。
GIANT ESCAPE、初めて乗るスポーツバイクとして、松(=RX)竹(=air、今はありません)梅(=R3)、どれを取ってもハズレ無しですね。
最初は松か竹か迷いましたが、スポーツ車って、買ってからが長いことに気づき、結局「梅」にした次第です。プールしたおカネはメンテナンスや用品に充てました。
さて、「どんなカスタムしていますか」という話ですが・・・。
3千キロを越えたようで、今春、ディレーラーをRX-1のTIAGRAへの変更を検討し、いざ試乗。しかし、結果は私の下駄にしているR3よりも同じ負荷で2.5キロアップに過ぎないことが判明しました。
ならばと思い、ホイールをSHIMANO WH-RS500(元アルテグラ)に替えました。クリンチャー、チューブレス、両方とも適用出来、タイヤも28Cまで適応可なので、この先のサイクルライフが未知数なこともあり、選択しました。本音はカンパニューロ・ゾンダC17のデザインに惚れたのですが、高級ですね(汗)まあ片目は現実も見ないと(笑)。でもALTUSでこんなに進むんだとちょっと感動。
クロスバイクでも100kmは行けるのですね。一回の走行距離で難無く50kmは越えるようになってきましたが、100kmは生半可な準備ではダメですね。どのタイミングでどのような栄養を摂取するかが超重要。他のコーナーも拝見し、よく分かりました。
長くなりましたが、更新、期待しています。
ポタリストさま、こんにちは!
楽しんでいただけて嬉しいです!
おっしゃる通り、スポーツ車ってメンテ、カスタム、ウェアなど、色々お金かかりますよね。。。
特にホイールは体感しやすいカスタムなので、いい選択をされましたね!
あれこれ欲しくなってきちゃいますが、パーツのメンテとか、ちょっとしたチューニングとか、お金をかけないカスタムも楽しいですよ。
ロングライドは、100km超えると急に大変になると思います。
クロスの場合はロードのように乗車姿勢を変更しづらいので、バーエンドバーとか対策されるといいかもしれません。
補給方法は少しずつ慣れていかれると思います。
ロングライド、ぜひ挑戦してみてくださいね。