2016年7月、自分の誕生日に初めてのエレキギターとなる「YAMAHA PACIFICA112V」を購入しました。
音楽関係者の間では「腐ってもヤマハ」という言葉があるとかないとか。
今回は、僕がヤマハ製のエレクトリックギターを選んだ理由を説明していきましょう。
初心者が選ぶべき楽器とはどういうものか
エレクトリックギター初心者によく選ばれるものといえば、フェンダー廉価モデルであるスクワイヤや、10000円程度で購入できる安ギターなどがあります。
しかし、今回僕が選んだのは日本を代表する楽器メーカー、YAMAHA。
僕はクラシックの世界で管楽器をずっとやってきましたが、音楽業界には「無難なヤマハ」という暗黙知があります。
プロフェッショナルに近づくほど、スタイル・個性・好みなどが分岐されていくため、ベストな選択肢としてヤマハ製の楽器が選ばれることは少ないかもしれません。
しかし楽器初心者が選ぶべきは、クセがなく、品質が安定していてメンテナンスがしやすいメーカーの楽器です。
ヤマハの楽器は全般的に癖が少ないこと、代理店が多く入手難度が低いこと、日本クオリティの安定した製品品質ということで、初心者が手にする楽器としては申し分のない選択肢であると思います。
日本国内で修理やメンテナンス対応もできるので、維持がしやすいことも強みの一つです。
いきなり高い楽器や、極端に安い楽器を買わないほうがいい理由
初心者がいきなり高い楽器を買わないほうがいい理由としては
- 続けられるかわからないこと(すぐにやめてしまうリスクがある)
- 実際に楽器を始めてみなければ良し悪しがわからないこと
- ある程度弾けないと楽器を購入する際に個体差がわからないこと
などが挙げられます。
楽器は「これを買っておけば正解」というものがない世界です。
ある程度弾けるようになれば、欲しいと思う楽器がいくらでも出てきます。
それを「自分で弾いて確かめる」こともできるようにもなります。
欲しい楽器に頭を悩ますのは、それからでも遅くないでしょう。
逆に、10,000円で買えるようなB級メーカーの安ギターは、確かにコストパフォーマンスがいいように見えるかもしれません。
しかし安ギターは「コストを削って作ってあるだけ」なので、初心者向けに作られたものではありません。
たいていの場合は楽器の調整がし辛かったり、ピッチが狂いやすかったり、あれこれと苦労することが多いのです。
品質に差があったりするうえに、調整も効きづらい場合は、初心者が扱うには辛い楽器になってしまいます。
安い楽器は、ある程度技術力のある玄人だからこそ使いこなせる、ということも覚えておきましょう。
YAMAHA エレクトリックギター PACIFICA112Vレビュー
さて、メーカーとしてのYAMAHAの素晴らしさを語ってきましたが、ここからはギターのレビューです。
▲今回購入したのはヤマハのエレクトリックギターの中でもエントリーモデルの位置づけであるPACIFICA112V。
だいたい30,000円程度で購入できると思います。
もちろんYAMAHAの店舗だけでなく、全国の楽器店や通販で購入ができます。
▲PACIFICA112Vは、スタンダードなストラトキャスタータイプのエレクトリックギター。
ボディは上位機種にも使われるアルダー製、ネックはメープル、指板はローズウッドという構成です。
▲本家のストラトはシングルピックアップが3本ですが、112Vはシングル×2にとハムバッキングがついているので、太くしっかりとしたサウンドが得られます。
その他、弦を固定するブリッジやヘッドもストラトに準じたものになっているので、チューニングや弦高の調整もしやすくなっています。
▲今回購入したのは「オールドバイオリンサンバースト」というカラー。
サンバーストというのは木目と茶色のグラデーションのエレキギターの定番カラーですが、これはバイオリンをイメージした深くて渋い色使いになっています。
ヴァイオリン族が好きな僕はひと目でお気に入りになってしまいました。
まとめ|YAMAHA PACIFICA112Vは初心者にオススメ!
これを書いている僕自身がギター初心者なので、楽器の選び方とギターの表面的な説明になってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。
性能的な部分は今まさに練習しながら体感しているところですが、とても気に入っています。
教則本を見ながら自分で弦高やオクターブ調整などもしてみていますが、ちゃんと調整すれば安定して鳴ってくれるので、今のところまったく問題なしです。
僕は、PACIFICA112Vを初めてのギターとして選んでよかったと思っています。
この記事がみなさんのギター選びの参考になれば嬉しいです。
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