僕が2年ほど愛用しているイヤホン、SHURE SE215のケーブルとイヤーピースを交換しました。
イヤホンというのは、肌に直接触れたり引っ張ったりされてしまうので、使っているうちにある程度劣化してしまうという、消耗品の側面があります。
そこで一部のイヤホンでは、消耗品部分のパーツを交換できるようになっているものがあります。
今回実際に交換してみて、その効果を十分に感じられたので、紹介していきましょう。
2年間酷使されたSHURE SE215
SE215は、音響メーカーSHUREが発売するカナルタイプのイヤホン。
SEシリーズは「電車の中でもクラシックが聴ける」(by.筆者)ほどの高い遮音性が特徴です。
数種類ラインナップがありますが、SE215はその中でも最も安価なモデルです。
詳しくはブログに購入時のレビューがあるので、そちらをご覧ください。
SHURE SE215は、僕の持っているガジェットの中でも稼働率が特に高いです。
僕は一人での移動中はほとんど音楽を聴いているので、2年間ほぼ毎日使っていたことになります。
実は最近、左側の音がたまに途切れるようになってしまったので、ケーブルの断線を疑っていました。
そこで思い切ってケーブル交換を、そしてついでにイヤーピースも交換してリフレッシュさせてみました。
こんなふうに故障したパーツが交換で修復できたり、音質を変化させたりできるのは嬉しい仕様ですね。
純正品の交換用パーツ購入
今回購入したのはケーブル、イヤーピースともにメーカー純正の交換品です。
SEシリーズはサードパーティの交換品もたくさんありますが、僕はSE215の性能には非常に満足していたので、純正品でリフレッシュさせることにしました。
▲古い部品と並べてみましたが、思っていた以上に外観が変わっていることに驚きました。
ケーブルはもはや同じ色と思えないほど変色していますね。(苦笑)
思ったよりもずっとへたっていたイヤーピース
SEシリーズのイヤーピースは、ウレタンフォーム製とラバー素材のものが同梱されていますが、僕が気に入っているのはウレタンフォームのMサイズ。
低反発な素材で耳管を塞ぐことによる、高い遮音性がこのイヤホンの真骨頂。
しかし、このウレタンフォームが想像以上にへたっていました。
実はこのイヤーピース、購入してから2年間一度も交換していなかったのです。
▲左が新しい、右が古いイヤーピース。
新しいイヤーピースは潰すとすぐに形が元に戻るのに対して、古い方はなかなか形が元に戻らない。
しっかりと反発したフォームが耳を塞ぐことで、高い遮音性とクリアな低音を得ることができるのです。
実際に交換したものを装着してみると、よりフィット感が増してセッティングが安定しました。
これほど差があるとは思っていなかったので、早く交換していればよかったと感じるほどでした。
ケーブル交換(リケーブル)でリフレッシュ
SE215はMMCXという規格に対応していて、対応するケーブルに交換可能です。
ケーブル交換の効果はそこまで顕著にはわかりませんが、音が途切れるようなことはなくなってひと安心。
イヤホン故障の大半はケーブルの断線と言われていますからね。
また、ケーブルがしなやかになったので、取り回しがしやすくなりました。
他にも、見た目が新しくなるので気分的にも新しいイヤホンを買ったようで、テンションが上がります。笑
▲今回購入したケーブルはステレオミニジャックの根元部分が改良されていました。
旧製品は根元部分の幅があったために、iPhoneに装着した際にケースを選んでいたのですが、その心配が少し軽減されました。(さすがに純正ほどは細くないですが)
SE215を交換パーツでリフレッシュしよう!
今回のリフレッシュによって、予想を遥かに越えるほど快適になりました。
使っていくうちに劣化していた部分が、また最高の状態に戻ったということですね。
特にイヤーピースは劣化の影響が大きいので、定期的な交換がよさそうだと感じました。
SEシリーズを愛用されている方は、一度消耗品のパーツ交換を試してみてはいかがでしょうか。