東京フィルハーモニー交響楽団の東京オペラシティ定期シリーズに行ってきました。
2015-2016シリーズの締めくくりであり、東京オペラシティ定期シリーズの記念すべき第100回公演。
そして僕個人としては、定期会員としての最後の定期演奏会でした。
第100回東京オペラシティ定期シリーズ
この日のマエストロは佐渡裕さん。
現在はウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団の首席指揮として活躍中の佐渡さん。
少し前までは題名のない音楽会にも長く出演していたので、国内でも知名度は抜群です。
佐渡さんは固定ファンも多いので、会場も賑わっていました。
曲はラフマニノフの交響的舞曲と交響曲第2番。
2曲とも超ロマンティックな曲ですが、佐渡さんは期待を裏切らない情感たっぷりの演奏を聴かせてくれました。
まずは1940年に作曲されたラフマニノフ最後の管弦楽曲である『交響的舞曲』。
舞曲とはいいながらも、各楽章には関連性があり交響曲のような要素が取り入れられた秀作。
1楽章のアルトサックスソロや、打楽器がソリスティック活躍するあたりは、20世紀に入ってからの吹奏楽の流れを想起させます。
個人的に初聴でしたが、とても気に入りました。
また別の演奏家で聴いてみたいですね。
後半は1900年初頭に作曲された『交響曲 第2番』。
ピアノ協奏曲 第2番と並ぶラフマニノフの重要なレパートリー。
この曲の第3楽章アダージョの冒頭は、クラリネットの長大なソロがあります。
圧倒的に美しく甘美な旋律で、クラリネット吹きなら一度は吹いてみたい憧れのフレーズ。
この日の首席クラリネット奏者杉山さんは、情感たっぷりに歌い上げて会場中を包み込んでいました。
ブラボーでした!!
終始ロマンティックで心地よい音楽に包まれた2時間。
やっぱり僕はロマン的な音楽が好きだし、オーケストラが好きだと再確認できました。
オーストリアで活躍する佐渡さんがまた見れたのも嬉しかったです。
会場も大満足の雰囲気で、和やかに幕を閉じました。
今回の演奏会で、今年の東フィル定期も終了です。
僕は来シーズンは継続しなかったので、定期会員として聴くのはこれが最後になりました。
来年はもっと色々な演奏会を聴いてみようと考えています。
詳しくはまたブログに書きますね。
それではまた。
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