最近、NURO光の広告をよくみかけるようになりました。
NURO光とは、インターネットサービスプロバイダー(ISP)のSo-netが提供する光回線サービスです。
下り最大2Gbpsという速度、月額4,743円、30,000円キャッシュバックなどの派手な広告で目を引きます。
順調にエリア拡大しつつ、3階以上の集合住宅も提供開始をして、一気に広まりそうな予感がします。
マンションの3階に住んでいる僕も、これを機にNURO光に変えようと思ったのですが、検討の結果、今回は見送ることにしました。
NURO光を検討するにあたって注意したいポイントをまとめてみたので、参考にしていただけると嬉しいです。
NURO光のいいところ
NURO光は、NTTの光ファイバを使ったインターネット接続サービスです。
一般的なISPと違ってフレッツ網を経由しないので、下り最大2Gbpsというとんでもない速さを実現しています。
ネットでクチコミを調べてみても、なかなか速いらしく、あながち嘘ではないようです。
月額4,743円という価格設定も、戸建てタイプのフレッツよりも安いんです。
さらに公式サイトからの申し込みでも、キャンペーン適用でキャッシュバックが30,000円ついてきたりします。
一見すると速くて安くて文句なしの回線に思えるんですよね。
NURO光の注意したいところ
NURO光の導入を検討する際に注意してほしいのは、やはり金額面です。
携帯電話にも代表されるように、月額化されたサービスにはいろいろなカラクリがあります。
このNURO光、初期工事費は無料に見えますが、実は30回払いの割賦になっています。(1,333円×30回)
割賦された1,333円×30回分の値引きが発生するので、確かに実質的に無料になります。
ただし、当然の事ながら、途中で解約すると残債分の支払いは発生します。
初期費用を下げるという方法では、携帯電話の割賦契約に似ていますね。
そしてこの料金プランは2年縛りがあって、解約する場合は24ヶ月目でなければ解除料の9,500円を支払う必要があります。
工事費の値引きを全額適用されつつ、解除料なくやめるには、4年間利用しないといけないということですね。
途中で止めるかもしれないという方は、お金の計算を厳密にしておいたほうがいいと思います。
この「2年縛り」という考え方も、携帯電話の契約形態に似ています。
「移転不可」がリスク高く・・・
それでも、継続して使えるなら、速くて安いのはやはり魅力的です。
最大2Gbpsの光回線を、月額5,000円弱で使えるわけですからね。
ところが、もう少し情報を集めていくと僕にとっては致命的な条件があることがわかりました。
引っ越しすると「移転」ではなく「廃止」扱いになるということです。
引越し先で新たな回線契約を行ってくださいとのこと。
これは携帯電話ではないケースですね。
例えば1年で引っ越ししてしまった場合、「工事費の残り1,333円×18回分と、違約金9,500円」が同時に発生してしまいます。
さらに僕は集合住宅住まいなので、退去時の原状回復として回線撤去が必要。
撤去工事は、10,000円の工事費用がかかります。
むむむ、引越し時の出費が結構増えてしまいそうです。
引っ越ししたいという気持ちはあるので、さすがにリスクが高いなと。
現状の100M回線でも速度的に不自由しているわけではないのです。
(僕は技術オタクなので、面白そうだから変えたかったのです)
そんなわけで、NURO光の検討を白紙に戻しました。
まとめ
今回は、マンションタイプの100M(かなり速度出る)でいいか、ということに落ち着きました。
NURO光は速くて安い魅力的なインターネット接続サービスですが、料金面はわかりづらいので注意が必要です。
金額のシミュレーションを具体的にしてみると、色々な仕組みが見えてきますね。
固定回線の料金も、携帯電話に習って(?)複雑化してくるのでしょうかね。
こういった手法が悪いとは言いませんが、やはり消費者を惑わせるのは確かです。
見かけの金額に惑わされないように、頑張って料金表を読み解きましょう。
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