【東フィル第98回オペラシティ定期】病から復活した井上道義さんによるマーラーの4番!

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復活の道義さんを見れて、嬉しいコンサートでした。

指揮者 井上道義さんについて

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井上道義さんは、日本を代表する指揮者の一人。

ハーフなので顔立ちが外国人っぽい上に、メディアへの露出も多いのでご存じの方も多いと思います。

現在はオーケストラ・アンサンブル金沢の音楽監督としての活躍が目立ちますね。

小澤征爾さんや秋山和慶さん、山本直純さんなど名指揮者と呼ばれる人たちを排出した、斎藤秀雄さんの門下生でもあります。

そんな道義さん、2014年に咽頭癌を患い、活動を休止されていました。

昨年には活動を再開されていたと思いますが、今回の演奏会は元気な道義さんを見られるということで楽しみにしていました。

第98回東京オペラシティ定期シリーズ

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モーツァルト:交響曲第33番 変ロ長調 K.319

マーラー:交響曲第4番 ト長調※

指揮:井上道義

ソプラノ:森麻季※

演奏会の感想など

まずはモーツァルトの33番から。

1779年、ザルツブルグ時代の後期に作曲された交響曲です。

ステージ上はクラリネットや金管楽器のいない、かなり少ない編成。

オーケストラの彩りを添える楽器がいないと、やけに素朴な響きに聞こえますね。

モーツァルトの交響曲は、演奏時間が短く、さらりと演奏されるので、定期演奏会の前半に演奏されることも多いです。

こういうシンプルな曲をそつなくこなせるのも、プロの強みかと思います。

シンプルな曲でも道義さんの指揮はかっこいい。

 

演奏会の後半はマーラーの第4番、1900年の作品。

彼の交響曲にしては規模も最小、穏やかな曲調の続く作品です。

第4楽章に「天上の音楽」を歌ったソプラノ独唱がつくのが特徴。

ソプラノ歌手の森麻季さんは、テレビにもよく出演されているのでご存じの方も多いでしょう。

一度直接聴いてみたかったので、今回願いがかなって嬉しかったです。

美人で歌も素晴らしいのはいいことです。

出演がこの第4楽章のみだったので、もっと色々と聴いてみたかったですね。

まとめ

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復活した道義さんのコンサートを聴けて、嬉しかったです。

終演後のカーテンコールでは、道義さんらしいおどけた一面を見せてくれました。

観客から愛される指揮者の生き様を見れて、幸せな公演でした。

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