2014年に続いて、2015年もたくさんの演奏会を観てきました。
今年の後半は自分自身が演奏会に関係することも多くなってきたこともあって、純粋に聴きに行けたのは21公演でした。
その中から、特に行ってよかったと思う演奏会のベスト3をご紹介していきましょう!
第3位 東フィル×バッティストーニの『シバの女王ベルキス』
東京フィルハーモニー交響楽団、5月のオペラシティ定期シリーズ。
若手イタリア人指揮者のアンドレア・バッティストーニが今年から首席客演指揮者となり、始めての定期公演でした。
オールイタリアプログラムで、目玉はレスピーギ『シバの女王ベルキス』。
日本の吹奏楽界ではメジャーすぎるこの曲も、生オーケストラで聴くのは始めてでした。
学生の頃に散々聴いたこの曲を、東フィルで聴けたのは最高の体験になりました。
マエストロ・バッティストーニは表現力が素晴らしく、オーケストラの魅力をよく引きだしている印象で、一気にお気に入りの指揮者になりました。
実はこの演奏会の後、身内で行われた打ち上げに呼んでもらって、マエストロと直接会話できたこともランクインした理由です。

第2位 アリス=紗良・オット ピアノリサイタル
毎年恒例になってきた、独日ハーフのピアニスト、アリス=紗良・オットのリサイタルツアー。
僕は協奏曲1曲で終わってしまうオーケストラとの共演よりも、長時間楽しめるソロリサイタルの方が好きです。
比較的小さめのホールでやることも多いので、よりアーティストを近くに感じることができるので、オススメです。(終演後にサイン会もあるし)
今年もアリスちゃんは、美しく素晴らしい演奏、そしてとてもプロフェッショナルなパフォーマンスを魅せてくれました。
世界的に活躍する一流の方の演奏会に行くと、本当に学ぶことが多いですね。
来年もぜひ、リサイタルに足を運びたいと思います!

第1位 ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2015
こちらも毎年恒例になった、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン。
これまで「作曲家」に焦点を当てたテーマから、「POSSION(パシオン)」という抽象的なテーマへとコンセプトに変化があった年。
作曲家という枠を取り去ったことで、より自由な構成が取れるようになったのは好意的に見ています。
有料公演のクオリティは総じて高く、すべてのプログラムで満足度が高かったのがとても印象的でした。
「短時間・少額」で鑑賞できるこの音楽祭は、初心者でも十分に楽しめるよい仕組みだと思います。
無料公演もいくつか回りましたが、演奏面はともかく、環境面での課題も見えたりと、まだまだイベント全体としての改善点もあるようです。
個人的にも今年は父親と二人で3日間音楽祭を楽しめたことも、よい思い出になりました。
来年もラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン、楽しみです。




まとめ
まとめながら、ベスト3がすべて5月に行われた演奏会ということに気づいて驚きました。
5月は他にも素晴らしい演奏会があって、豊作の月でした。
思い返してみると、4~5月で10公演近く行っていましたから、ぎゅっと凝縮された時期でしたね。
来年も素晴らしい演奏会に出会えるように、アンテナを高くしていきたいと思います!
2014年版はこちら!

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